自動車の運転免許を不正に取得させていたとして、中国人の男らが逮捕されました。試験を受けた中国人は耳に受信機をつけ、会場の外の仲間から携帯電話で解答を聞いて不正に合格していました。

 中国人の張展彪容疑者(37)ら2人は先月16日、東京・江東区にある運転免許試験場で、日本語の読めない中国人に学科試験の答えを教え、不正に合格させた疑いが持たれています。警視庁によりますと、張容疑者は受験生の耳に1ミリ程度の大きさの受信機を仕込み、外から携帯電話で答えを教えていました。張容疑者は、1人につき約20万円でカンニングを請け負っていました。取り調べに対し、「何も言いたくない」と黙秘しています。警視庁は、張容疑者が複数のパターンの試験問題を事前に入手し、その日の問題に合わせて答えを教えていたとみて、問題の入手ルートなどを調べています。

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