2012年 6月 24日
第2回瀬戸内国際芸術祭 企画発表会
瀬戸内の島々を舞台にした現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭の2回目の開催まで1年を切り、高松市で企画発表会が開かれました。おととしに続いて2回目となる今回は多度津町の高見島など香川県中部と西部にある5つの島を加えた12の島と、高松港・宇野港が舞台になります。半分近い作品が新たに制作して展示されるほか新たな取り組みとして直島の空き家を活用した建築家・安藤忠雄さんの美術館が造られたり、県西部と中部の島で期間中、県外の3つの大学などが合宿を行い、島独自の歴史・文化を残す活動を行うことが発表されました。第2回瀬戸内国際芸術祭は来年3月20日に開幕し、春・夏・秋の3つの季節に分散して108日間にわたって行われます。

岡山の路面電車が日光へ
岡山市内を走っていた路面電車の車両が栃木県の観光施設に無料で譲られることになり、施設に認定書が手渡されました。譲られるのは、1969年から去年まで運行されていた車両です。もともと栃木県日光市を走っていた車両で、1968年の廃線によって岡山電気軌道が買い受けました。先月、岡山電気軌道が創立100年を記念し車両を無料で譲る企画をしたところ応募が12件あり里帰りの意味を込めて日光市の観光施設、チロリン村が選ばれました。24日の式典では、岡山電気軌道の小嶋光信社長が「車両の功績を長く継承してほしい」と話しチロリン村の社長に認定書を手渡しました。チロリン村は自然やレクリエーションが楽しめる施設で車両は今年9月か10月に日光市に運ばれ、施設内に展示される予定です。

日曜日子ども大学in京山
楽しみながら科学やものづくりに興味を持ってもらおうと岡山県内の大学などが集まった体験イベントが岡山市で開かれました。これは岡山県と県内の11の大学が開催したもので、県生涯学習センターにはそれぞれの大学が特長を生かした体験ブースを設けています。中でも本物の注射器や聴診器を触って体の仕組みを学ぶブースや洗濯のりと色の付いた水に特殊な薬品を入れかき混ぜると液体から固体に変化してスライムを作るブースが人気を集めていました。会場では様々な体験ができるとあって朝から多くの親子が訪れてました。

防災教育で岡山市教委 釜石市視察
岡山市教育委員会は東日本大震災の津波で学校で1人の犠牲者も出さなかった岩手県釜石市を視察し、防災教育の取り組みを学ぶことになりました。岩手県釜石市は災害から命を守るため子供自ら危険を判断する力を養う防災教育に8年前から取り組んでいます。東日本大震災の時には校内の児童や生徒が率先して避難し、津波で1人の犠牲者も出しませんでした。視察では岡山市教委と市立小中学校から5人が、今月28日から2泊3日の日程で釜石市の教育委員会や市内の中学校を訪れ、防災教育の手引きや震災当日の子供たちの避難状況などを聞き取る予定です。視察した内容は後日、小中学校などの研修会で報告することにしていて先進的な防災教育を学び、岡山市でも活用することにしています。