富士通は15日、オーストラリア国立大学からスーパーコンピューターを受注したと発表した。オーストラリア国内の研究者が共同で利用する。2013年1月から稼働予定で受注額は5千万豪ドル(約39億6千万円)。13日に受注に関する契約を交わした。
納入するのは「PCクラスター」型と呼ばれるスパコンで、富士通の低価格パソコンサーバーを高速なネットワークで3592台接続したもの。演算性能は1.2ペタ(ペタは1千兆)フロップス(1秒当たりの浮動小数点演算回数)。データ容量は12ペタバイト。富士通が4月に東京大学に納入したスパコンシステムと同程度の性能で、南半球では最大規模という。
オーストラリア大学とオーストラリア政府は同スパコンを国内の研究者に開放。特に気象や気候モデルの研究用途に利用される予定だという。
併せて富士通は同大と13年1月から4年間、計算科学分野で共同研究を進めることも合意した。富士通が10年に開発した世界最速のスパコン「京」の小型版といえる「プライムHPC FX10」を利用して、防災や気象の応用ソフトの開発やスパコンを高度利用するための研究などを共同で進める予定。
富士通、スーパーコンピューター、オーストラリア
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