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トルコ機撃墜でNATO協議へ6月24日 22時41分
トルコの軍用機がシリア軍に撃墜された問題で、NATO=北大西洋条約機構は加盟国トルコの要請を受け、26日に緊急の会合を開いて対応を協議することを決めました。
今月22日、トルコの軍用機がシリアとの国境近くの地中海でシリア軍によって撃墜され、現場海域では2人の搭乗員の捜索が続いています。
トルコのダウトオール外相は、24日の国営テレビに出演し、軍用機が誤って一時的にシリア領海の上空に入ったことを認めたうえで、撃墜されたのは公海の上空に出たあとで、シリア側からは事前の警告もなかったとシリア側を批判しました。
トルコ政府は国の安全保障が脅かされたとして、加盟するNATOに対応を協議するよう要請しました。
これについて、NATOの報道官はNHKの取材に対し、26日に大使級による緊急の会合を開くことを明らかにしました。
アサド政権による市民への弾圧が続くシリア情勢について、NATOは、去年軍事行動に踏み切ったリビアとは違い、周辺地域に与える影響が大きいなどとして、軍事行動には慎重な姿勢で、今後の対応が注目されています。
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