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[要 約]
アメリカの政府機関が金曜日に発表した調査結果によりますと、
体外受精等の高度な生殖補助医療による妊娠率は、
女性の年齢が42歳を過ぎると、4%に急激に低下することが判明しました。
この傾向は自然妊娠の場合と同様で、
女性が若ければ若いほど1周期あたりの妊娠の可能性は大きくなると言えます。
この調査結果は、アメリカの医療行政の管理部門である健康福祉局の下部組織である疾病管理センターが、
実施、発表したものです。
高度な不妊治療における妊娠率は、30代の半ばを過ぎる頃から徐々に低下しますが、
これは、たとえ、高度な不妊治療を受けたとしても、
年齢による妊娠率の低下は避けられないことをあらわすものです。
報告によりますと、アメリカで高度生殖補助医療によって出生した子供は、
2001年の40,687人に対して、2002年は45,000人にのぼっています。
全体の妊娠率は、28.3%で、双子以上の多胎妊娠は、そのうちの35%です。
女性の年齢別の妊娠率をみますと、
35歳以下の女性の場合で37%、
38〜40歳になると21%、
41〜42歳で11%、
42歳以上になると4%に低下していきます。
調査はアメリカの391の施設を通して実施されたものです。
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