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鳩山元首相 離党には慎重姿勢
6月24日 18時15分

民主党の鳩山元総理大臣は北海道室蘭市での会合であいさつし、消費税率引き上げ法案などには賛成できないという考えを示す一方で、「民主党の創業者として、党を正しい道に戻すのが私の役割だ」と述べ、離党には慎重な意向を示しました。

この中で、鳩山元総理大臣は「私は政権交代の際に、4年間は消費税率を上げる必要はないと訴えた張本人だ。それを、『すいませんが、やることになりました』と、どの顔で言えるのか。今消費税率は上げるべきではなく、仮に法案の採決になれば、そのことをきちんと示していく」と述べ、消費税率引き上げ法案などには賛成できないという考えを示しました。
その一方で、鳩山氏は「一部の人たちが『小沢元代表さえ追い出せばいい』と、党をあえて分裂するように仕組んでいるが、絶対にやってはいけないことだ。私は民主党の創業者として、民主党を正しい道に戻すのが自分の役割だと思っている」と述べ、離党には慎重な意向を示しました。
このあと、鳩山氏は、記者団が「欠席や棄権する考えはあるのか」と質問したのに対し、「棄権では、私自身の考えを国民に正直に伝えることはできない。きちんとした対応を取りたい」と述べ、反対する考えを示しました。
また、鳩山氏は「私は、誰よりも民主党を愛しており、処分について執行部がどう判断するか分からないが、離党は考えていない。私の志や考え方に理解を示してくれている方々は、同じ行動をするだろうと思う」と述べました。

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