NHK関西のニュース　大阪放送局

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救急隊員が搬送患者の現金盗む

京都市で、けさ、消防署の男の救急隊員が、お年寄りを病院に搬送しようとした際、お年寄りのかばんから現金３万円を盗んだとして窃盗の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは京都市左京消防署・岩倉消防出張所の救急隊副隊長・向井嘉浩容疑者（５１）です。警察によりますと、向井副隊長は、きょう午前６時半頃、京都市左京区で、自宅で転倒した８５歳の男性を病院に搬送する準備をしていた際、男性のかばんから現金３万円を盗んだ窃盗の疑いが持たれています。
向井副隊長は男性の家族からかばんを受け取った際、中にあった現金を抜き出し、ポケットに入れたところを家族に目撃されたということで、救急隊とともに現場に出動していた警察官にその場で逮捕されました。調べに対し、向井副隊長は「お金が見えたので、つい手が出てしまった」と話し容疑を認めているということです。
救急隊員が逮捕されたことについて京都市消防局の荒木俊晴総務部長は「職員の行為で多大なご迷惑をお掛けした患者とご家族の方に、心から深くお詫びします。早急に事実関係を確認し、速やかに厳正な処分を行うとともに、今後、再発防止を徹底し、信頼の回復に努めます」とコメントしています。

06月24日　12時29分

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