ミニライブを行う「OS☆Uあおなみ線隊24」=名古屋市港区の金城ふ頭駅で
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名古屋市中区の大須商店街のご当地アイドル「OS☆U」が二十三日、あおなみ線や商店街でイベントに出演して地域を盛り上げた。
◆列車「あおなみ線隊24号」走る
利用客数が低迷しているあおなみ線を元気づけるため、電車の旅を楽しめるイベント列車「あおなみ線隊24号」が名古屋−金城ふ頭駅間を走った。
列車は午前と午後の二回運行され、計二百七十人が乗車。おそろいのコスチュームを着たOS☆Uのメンバー九人が乗り込み、車内アナウンスで沿線の観光案内をしたり、ファンの乗車券にサインしたりした。金城ふ頭駅のコンコースではミニライブを披露し、ファンを沸かせた。
OS☆Uは四月、あおなみ線の宣伝役として「あおなみ線隊24」に委嘱された。あおなみ線が名古屋−金城ふ頭駅間を二十四分で結ぶことにちなみ、OS☆Uのオリジナル曲「24−twenty four」をテーマソングに、年度内で二十四回のPR活動を計画する。
あおなみ線は二〇〇四年の開業当時、一日平均で六万六千人の利用を見込んだが、三万人と伸び悩んでいる。
◆大須では「ちんどん屋」
コメ兵本館前でちんどん屋としてセールのPRをするOS☆Uのメンバーら=名古屋市中区大須で
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大須商店街ではコメ兵から夏のセールの宣伝を任され、派手な衣装で商店街を練り歩いて来店を呼び掛けた。
コメ兵本館前では、大太鼓を担当する玉置亜弥さん(18)が「かわいいお洋服や高額なブランド商品を格安でお売りしています」などと宣伝文句を披露。独自で考えた応援曲も歌い上げ、通行人にセールの内容を売り込んだ。
昔ながらの広告媒体としてのちんどん屋を復活させようと、OS☆Uのメンバーとプログループ「べんてんや」で三月に結成。春祭りの出し物としてお披露目したところ、買い物客らの反応は上々で、コメ兵の依頼で初めての「仕事」に挑んだ。
二十四日も午前十一時〜午後五時、商店街を巡回する。
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