アレフ:サークル通じ学生を勧誘 オウム事件知らない世代
毎日新聞 2012年06月24日 09時35分(最終更新 06月24日 10時51分)
相談を受けた大学は、代表の学生から事情を聴いた。代表はオウム真理教から改称した主流派のアレフの信徒と判明。サークルで教団の勧誘をしていた実態が明らかになった。大学は「本来の目的を隠したダミー団体は認められない」との理由で、活動をやめるよう通告した。
公安調査庁は、アレフが現在も松本死刑囚への絶対的帰依を徹底しているとみる。現在の信徒は約1300人。今年に入ってからも約80人を新たに獲得した。大学構内での勧誘と並び、共通の趣味などを情報交換する会員制のインターネットサービス(SNS)上で、ヨガや癒やしなどに興味がある人に近づく手法が多い。勧誘時にアレフの名前を出すことはないという。