アレフ:サークル通じ学生を勧誘 オウム事件知らない世代

毎日新聞 2012年06月24日 09時35分(最終更新 06月24日 10時51分)

アレフの拠点化に反対する住民が立てたのぼり。中央奥のビルがアレフ入谷施設=東京都足立区入谷で2012年6月19日、安高晋撮影
アレフの拠点化に反対する住民が立てたのぼり。中央奥のビルがアレフ入谷施設=東京都足立区入谷で2012年6月19日、安高晋撮影

 オウム真理教から改称し松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(57)の教義を受け継ぐ団体「アレフ」が、今も信徒数を増やしている。一連の事件を知らない若い世代に大学の構内などで近付き、勧誘するやり方が目立つという。大学関係者や団体の拠点がある地域の住民は、特別手配されていた最後の1人、高橋克也容疑者(54)の逮捕にも、警戒を弱めていない。

 「勧誘を受けたサークルが何かおかしい」。昨年、関西の私立大学に通う一人の学生が、大学の事務所に相談に訪れた。サークルの名前は「オールジャンルサークル」。他大学の学生も入会し、幅広い交流ができることを売りにしていた。

 最初はバーベキューのような、どのサークルでも開催する行事が続いた。だが、やがて代表を務める学生から別の誘いを受けるようになる。「瞑想(めいそう)の会がある」「ヨガをやっているから来ないか」。「先生」と称する学外の人間も紹介された。

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