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大飯原発で警報 設備に故障なし6月24日 5時52分
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運転再開に向けた準備が進む関西電力大飯原子力発電所で、23日夜から24日未明にかけて、送電線の状況を監視する無線の信号が途切れたことを示す警報が断続的に鳴りました。
国の原子力安全・保安院は「設備に故障はなく、今回の異常はこれまで公表していない小さなものだが、トラブルの公表が遅れた問題を受けて発表した」としています。
関西電力・大飯原発では、23日午後11時40分ごろから24日午前2時ごろにかけて、大飯原発と京都市内の送電施設を結ぶ送電線の異常を知らせる警報が断続的に鳴りました。
原子力安全・保安院によりますと、設備の故障は確認されず、大気の状態が不安定になったため、送電状況を監視する無線の信号が途切れたことが原因とみられ、安全上問題ないとしています。
大飯原発では、発電機のタンクの水位低下を知らせる警報が鳴るトラブルが半日後まで公表されなかった問題が今月20日に起きていて、保安院は「今回の異常はこれまで公表していない小さなものだが、公表が遅れた問題を受けて発表した」としています。
公表遅れの問題が起きてから、大飯原発の異常について発表されるのは今回が初めてです。
大飯原発では、3号機では今月16日から、4号機では今月21日から運転再開に向けた準備作業が始まっています。
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