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沖縄 戦後67年の慰霊の日6月23日 7時41分
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沖縄は、23日、太平洋戦争末期の沖縄戦から67年の「慰霊の日」を迎え、最後の激戦地だった沖縄本島南部の糸満市では、正午前から沖縄県主催の戦没者追悼式が行われます。
昭和20年の沖縄戦では住民を巻き込んだ激しい地上戦の末、20万人を超える人が犠牲となり、沖縄県民の4人に1人が命を落としました。
23日は沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる日で、沖縄県が「慰霊の日」と定めています。
最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園には、早朝から遺族などが訪れ、戦没者の名前を刻んだ平和の礎(いしじ)に花を手向け犠牲者を悼んでいます。
23日は正午前から遺族のほか、野田総理大臣も出席して、沖縄県主催の戦没者追悼式が行われ沖縄県の仲井真知事が「平和宣言」を読み上げます。
ことしは沖縄が日本に復帰して40年を迎えましたが、在日アメリカ軍専用施設の74%が集中する沖縄の負担をどう軽減していくのか、その打開策は見えていません。
普天間基地を巡って沖縄県は「県外への移設」を強く求めていますが、日米両政府は「唯一有効な解決策だ」として名護市への県内移設を進める計画です。
こうしたなか、アメリカ側は開発段階から事故が続いている最新型輸送機「オスプレイ」の普天間基地への配備を進めようとしていて、沖縄では新たな基地負担が生まれるのではないかという不安が高まっています。
沖縄戦から67年。
23日は県内各地で平和を願う祈りが続きます。
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