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PT3を2枚いただきました。


2012年6月14日9:30、宅急便が届きました。開発者の長田さんからPT3の評価サンプルをいただきました。長田さんに感謝。

 

今回の2012年版PT3録画静音サーバーの目的は、mp4へのエンコード速度の向上です。

2011年版の挙動を見ていると、エンコード時にメモリ上限の3G近く消費していたので、32ビットには限界があると感じました。従って、今回はWindows7 64ビット版を使用して、エンコード速度の向上を狙います。

64ビット版のドライバは開発が遅れているようですので、リリースされるまで待つことにします。

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予告:2012年版PT3録画静音サーバー


約半年ほど新しい記事を入れていませんでした。

その理由は、パーソナルクラウド用のストレージによるトラブルと別件の仕事の影響です。
その両方とも解決しましたので、定期的に面白い情報を提供していきたいと思います。

そう思っていた矢先に、PT3の2012年6月発売のニュースがありました。価格もいくらか安く、アンテナ端子も4つから2つに、 PCI Express x1カードになります。できるだけ早く、PT3録画静音サーバーを組み立て、ノウハウを公開していきたいと思います。

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2011年版PT2録画静音サーバーのトラブル(たった4か月で)


2011年版サーバーを5月から稼働して、ずっと絶好調でした。が、何と8月末に1台のHDDが読み書きできなくなり、録画不能となりました。

故障の理由は、上記写真のピンクの円の中で矢印が指しているHDDが壊れてしまったからです。

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無印良品のiPhoneアプリ(カレンダーとノートブック)


2011年8月31日に開かれたブロガー向けイベントで、株式会社良品計画の本社に行った。

無印良品のiPhoneアプリケーション「MUJI NOTEBOOK」「MUJI CALENDAR」の紹介を、開発者自らするということで、とても興味をもってでかけた。

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『おくだけ充電「AQUOS PHONE f SH-13C(ドコモ)」ブロガーイベント』参加報告


2011年8月6日発売の「AQUOS PHONE f SH-13C(ドコモ)」のタッチ&トライイベント(協賛:シャープ株式会社、運営:アジャイルメディアネットワーク株式会社)に8月2日夜参加してきました。

私の興味は、以下の2点でした。

  • AQUOS PhoneのAndroid2.3の出来映え
  • おくだけ充電の威力

上記写真がAQUOS PHONEで”おくだけ充電”している状態ですが、とてもいい感じです。AQUOS PHONEを充電台に置くとガシャという音がして、充電台の右上の青いLEDとAQUOS PHONEの左上の赤いLEDが点灯します。充電が始まっていることが簡単に確認できるのは、とてもいい。

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「スマホ de ひかり電話 体験ブロガーイベント」参加報告


久しぶりにブロガーイベントなるものに参加してきました。アジャイルメディアネットワーク株式会社さんの運営、NTT西日本さんの協賛で、NTT西日本の「スマホ de ひかり電話」7月22日(金)19:30~を体験してきました。場所は、新宿のNTT西新宿ビル1Fの「ひかりHOUSE」という展示室です。担当者の方の説明はわかりやすくフランクで、とてもいい感じでした。

イベントの内容は、ひかり電話利用者が、iPhone/Androidを子機として使えるアプリケーションの紹介です。


AGEphoneというSIPクライアントで、NTT公認のソフトは初めてです。私も1年くらい前にiSipというソフトを使っていましたが、有料でした。今回は、NTT公認でしかも無料です。私は、iPhone 3G Sでダウンロードして使いましたが、Androidでも無料で使えるようです。

スマートフォンがひかり電話の子機として使えることのメリットは、いくつかあります。

①スマートフォンの電話帳が使える。
②子機どうしで内線通話ができる。
③ひかり電話にかかってきた通話をスマートフォンで取れる。

 

例えばiPhoneで電話をかける場合の料金を比較してみましょう。SoftBankでホワイトプラン契約の場合、SoftBank以外で21円/30秒、SoftBankでも21時~翌日1時まで21円/30秒です。ひかり電話の通話料金は、固定電話8.4円/3分、ドコモ16.8円/1分、AU/SoftBank 18.375円/1分です。3分電話した場合の比較は、以下のとおりです。

種類 ソフトバンク携帯料金
(ホワイトプラン)
ひかり電話料金 料金差
固定電話 126円 8.4円 117.6円
ドコモ 126円 50.4円 75.6円
AU 126円 55.125円 70.875円
ソフトバンク
(21時~翌日午前1時)
126円 55.125円 70.875円

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2011年版PT2録画静音サーバー(続)MediaCoderでH.264エンコード


前記事で、IntelのCPUによるMPEG-2 TSからH.264(MPEG-4 AVC)へのハードウェア圧縮について、圧倒的なコストパフォーマンスの向上を報告しました。ただし、ソフトウェアとしてTMPGEnc Video Mastering Worksという有料ソフト(ダウンロード版9800円)を使う必要がありました。このソフトは、編集機能なども豊富ですから、ビデオを加工する場合にとても有効ですが、単にハードウェア圧縮だけの場合は勿体無い気がします。

そこで無料でIntel CPUのハードウェア圧縮に使えるソフトを探したところ、MediaCoderを発見しました。

ただし、2011年6月12日にリリースされたMediaCoder build 5166には、以下の課題があります。
今回の調査は、PT2で録画したMPEG-2 TSファイルをH.264(MPEG-4 AVC)にIntel Media SDK hardwareで圧縮する場合です。
(1) 25分のMPEG-2 TSファイルを圧縮したMPEG-4 AVCファイルをWindows Media Player 12で再生したところ、わずかですが音ずれがありました。

(2)54分のMPEG-2 TSファイルを圧縮したMPEG-4 AVCファイルをWindows Media Player 12で再生したところ、最初の1~2分経過したところで、音声が再生できなくなりました。

このような現象は、TMPGEnc VMW5によるIntel Media SDK hardware圧縮では、全く発生していませんから、MediaCoderそのものに問題があると考えられます。

従って、現状では様子見です。
バージョンアップによる改善を待った方が良いでしょう。当面は、9800円ですがTMPGEnc VMW5を使うべきです。

今回調査した方法を明確にするために、MediaCoderでハードウェア圧縮ができるまでの手順を紹介します。

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2011年版PT2録画静音サーバー(続) H.264(MPEG-4 AVC)エンコード


とんでもなく素晴らしい機能を見落としていました。

前記事で、省電力、低コストであることを報告した2011年版PT2録画静音サーバーですが、最も有効で強力なメリットに気がついていませんでした。

それは、今回使用したCPU, Intel Core i3-2100T のH.264(MPEG-4 AVC)ハードウェアエンコードの性能です。前記事で、最後にMPEG-2 TSからMPEG-4 AVCにハードウェアエンコードができるカードが必要などとボケた事を書いてしまいました。

 

Sandy BridgeのH.264(MPEG-4 AVC)ハードウェアエンコードは素晴らしい!

そうなんです、2011年版PT2録画静音サーバーの中には、すでにMPEG-4 AVCへのハードウェアエンコーダが組み込まれていました。

<追記 2011年5月29日>

Sandy BridgeのH.264(MPEG-4 AVC)のハードウェアエンコード機能、Intel Quick Sync Videoと呼ばれる機能を使用するためには、以下の条件を満たす必要があります。
(1)CPUは、Sandy Bridgeと呼ばれるマイクロアーキテクチャを採用したもの。
今回私が使用したIntel Core i3-2100Tもその一つ。
(2)マザーボードは、H,Z系チップセットを使ったもの。
ASUSでいえば、P8H67シリーズ、P8Z67シリーズなど。
(3)オンボードのビデオを使う。
他のビデオカードを載せて使うとダメらしい。
(4)OSはWindows7を使うこと。
(5)Intel Media SDKに対応したエンコードソフトを使うこと。
TPMGEnc Video Mastering Works 5は対応している。今回私も9800円払って購入しました。本当はMediaCoderというフリーソフトが使えるという情報がありましたが、実際にダウンロードして使ってみると、なぜかエラーになります。早く修正していただければと思ってます。
ここまで書いて再度調べたら、MediaCoder x64が2011年5月28日にアップデートされて、build 5158になっていました。これで、3分ほどのMPEG-2 TSファイルをエンコードしたところ、見事MPEG-4 AVCファイルが1分半程度でできました! 品質、時間等詳細は別途報告するとして、フリーソフトでできるようになったので、さらに本サーバーの付加価値が上がりました。

<追記 2011年7月7日>
MediaCoderを調査した結果、残念ながらMPEG-2 TSからH.264への変換で音ずれの問題がありました。
詳細は、http://www.kusa-makura.com/blog/?p=1706 を参照。

 

以下のような標準的な録画ファイルの圧縮をソフトウェア、ハードウェアで比較してみました。

エンコード実験の仕様
項目 内容 備考
録画ファイルの長さ 59分11秒 BS11 デキビジ
録画ファイルのサイズ 8762MB
録画ファイルのフォーマット MPEG-2 TS PT2による衛星デジタル放送の録画
エンコードソフトウェア TMPGEnc
VideoMastering Works 5
Version 5.0.6.38
エンコード設定 MPEG-4 AVC
1パスCBR 4000kbps
サイズ     1920×1080
アスペクト比 16:9

TMPGEnc Video Mastering Works 5の「出力設定」画面で、映像エンコーダを「Intel Media SDK Hardware」に設定します。

エンコードした結果は以下のとおり。

エンコード性能の比較
方式 エンコード時間 ファイルサイズ 圧縮率
ソフトウェアエンコード
(X264)
4:00:40 1707MB 19.5%
(1707/8762)
ハードウェアエンコード
(Intel Media SDK Hardware)

0:35:36

1768MB 20.2%
(1768/8762)

衛星デジタル放送の1時間の録画ファイル(MPEG-2 TSファイル)が35分で圧縮でき、
8.7GBのデータが1/51.77GBになり、
画質も遜色ありません

これが、一切何も追加することなく、ソフトウェアの設定だけでできました。すばらしい!

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2011年版PT2録画静音サーバー


<2011年9月6日>
2011年版PT2録画静音サーバーには、致命的な欠陥があり、今年の夏を乗り越える前に倒れてしまいました。
その欠陥とは、4台の2TBのHDDのうち1台が読みだし不能になったことです。しかもストライプで構成していたため、4台すべての録画データがパーになりました。現在は、4台総入れ替えでSeagateに変更し、間隔を開けて設置しました。詳細は、後でレポートしますが、4台密着して並べるのは少なくともやめましょう。

詳細は、こちら

 

2011年版は、省電力、省スペース、静音、低コストを実現

2011年版PT2録画静音サーバーは、昨年から格段と進化しました。
昨年版では、実は2台のPT2録画静音サーバーとさらにアーカイブ用に2TB×4台のUSBストレージを付けて運用を行っていました。無負荷時でも70Wも電力を消費していました。

ところが、2011年版PT2録画静音サーバーでは、この2台の録画サーバーと8TBのストレージを1台のPCで実現して、無負荷時38Wを達成しました。同時8ch録画でも80Wと36Wも省電力です。

2011年版と昨年版の消費電力の比較
状態 2011年版 昨年版 昨年版の計算方法
(PC2台+外付けストレージ)
無負荷状態 38W 70W 30W×2台+10W
同時4ch録画 68W 103W 43W+30W+30W
同時8ch録画 80W 116W 43W×2台+30W

同時8ch録画時の画面は以下のとおりです。

2011年版PT2録画静音サーバーで本性能を実現できたのは、マザーボードASUS P8H67-V Rev3.0を採用したことによります。 2011年版PT2録画静音サーバー の続きを読む

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PT2の二枚挿し:中間報告


PT2を2枚いれたミドルタワーPCを安定稼働させることができました。

地上波4チャンネル、衛星4チャンネルの同時録画が1台でできると、個人ではほとんど用が足ります。実際1ヶ月ほど使用しましたが、以下のような状況です。

自動検索数 54件
1週間の録画予約数 155件
1週間の録画時間 128時間
1週間内の地上波同時4録画 3回
1週間内の衛星同時4録画 1回

個人的に使うには、十分間に合います。
消費電力を計測したところ、以下の様になりました。最大で110W程度です。

状態 消費電力
定常状態 79~80W
1チャンネル録画 84~86W
2チャンネル録画 86~89W
3チャンネル録画 92~94W
4チャンネル録画 94~99W
5チャンネル録画 96~103W
6チャンネル録画 101~106W
7チャンネル録画 105~109W
8チャンネル録画 108~112W

以下が実際に同時8録画した時の画面です。

また、その時のPCのパフォーマンスは以下のとおりです。

CPUは80%、メモリは30%程度まだ余裕があります。CPU温度、マザーボード温度は、50度近くあるので、夏場はちょっと心配ですが、それ以外は問題ないようです。
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