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APEC原発技術共有で合意へ6月21日 5時17分
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今月25日にロシアで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議のエネルギー担当の閣僚会議は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、原発の安全性について各国が最新の技術的な知見を共有していくことで合意する見通しです。
日本やアメリカなど太平洋を囲む21の国と地域が参加するAPECは、今月25日、ロシアのサンクトペテルブルクでエネルギー担当の閣僚会議を開き、中東情勢の緊張が続く中でのエネルギーの安定確保を主なテーマとして意見を交わします。
この中では、福島第一原発の事故以降課題となっている原発の安全性について、各国が最新の技術的な知見を共有していくことで合意する見通しです。
また、日本は政府が関西電力大飯原発の運転再開を決めた経緯や、原発の安全性を確保する取り組みについて、説明することにしています。
このほか会議では、世界的に利用が増加している天然ガスについても、域内各国での生産や貿易の拡大をさらに進めていくことで合意する見通しです。
こうした議論の成果は会議終了後、「サンクトペテルブルク宣言」として、発表されることになっています。
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