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油田やガス田の可能性 佐渡沖試掘へ
6月19日 5時5分

油田やガス田の可能性 佐渡沖試掘へ
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資源エネルギー庁は、新潟県の佐渡の沖合の海底に石油や天然ガスが埋まっている可能性があるとして、来年4月から試掘し、埋蔵量の確認などを行うことになりました。

資源エネルギー庁は、日本近海でのエネルギー開発を進めるため、海底の構造を分析して油田やガス田の可能性がある地層を探す、最先端の探査船を4年前に導入し、日本海で調査を行ってきました。
その結果、新潟県の佐渡から南西におよそ30キロの海域で、海底から2700メートル下の地層が石油や天然ガスがたまりやすい構造となっていることが分かりました。
また、石油や天然ガスが埋まっている可能性がある範囲は100平方キロメートル以上に及んでいるということで、資源エネルギー庁は、国内としては大規模な油田やガス田となる可能性もあるとして、試掘を行うことになりました。
試掘は来年4月から3か月間行うことで、地元の漁協とも合意しており、資源エネルギー庁では商業開発につながる量の石油や天然ガスが埋まっているのかどうか見極めることにしています。
これについて藤村官房長官は、18日の記者会見で、「非常に夢のある話かもしれない。いわゆる埋蔵量は、この試掘の結果を基に推定することになると聞いている」と述べ、調査結果に期待したいという認識を示しました。

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