KARAライブ中止、チケット返金不可

 出演予定だったイベントライブが中止になったKARA
【拡大写真はコチラ】
 出演予定だったイベントライブが中止になったKARA

 KARA、超新星らが出演する予定だったK‐POPのイベントライブが、中止となった上に、チケットの払い戻しができない状態であることが22日、分かった。

 ライブは、今月30日と7月1日に兵庫・但馬ドーム(9700人収容可能)で開催予定だった「KーPOP in 豊岡・神鍋高原」。主催者「アンフィニジャパン」(大阪市)が、チケット売れ行きが低調で資金をねん出できなくなり、破産申請手続きに入った。チケット購入者に対しては担当弁護士名義で返金が難しい現状をHPで報告している。

 韓流ブームに水を差すような出来事となった。KARAや超新星、Rainbowらが韓国の数アーティストが出演を予定していたK‐POPライブが突然、中止となった。

 主催者のアンフィニ社は、ホームページで破産申請を請け負う弁護士事務所名義で「ご連絡」として経緯を説明。7500円から1万2000円までのチケットは、5月から販売開始したが思うように売り上げが伸びず、各プロダクションや業者への支払資金をねん出できなくなり、中止を決定したという。

 東京商工リサーチによると、負債総額は推定数千万円。2010年9月の設立当初から資金繰りに無理があった可能性があるという。

 KARAの所属事務所も中止を知らされておらず、日本のレコード会社関係者から聞き、事実関係を確認中。アンフィニ社がやり取りをしていた韓国側のイベント会社からは連絡がないという。

 通常、中止の場合にチケットは払い戻しされるが、破産申請を請け負った福田大輔弁護士によると、アンフィニ社からチケットを直接購入した約400人には不可能な状況という。資産はほとんどなく、チケット売り上げは韓国プロダクションへの前金の支払いや準備で使い切っていた。

 一方で「チケットぴあ」で購入していた約1000人については払い戻しを受け付けている。

(2012年6月22日)

ソーシャルブックマーク・RSS・google+1・twitter・Facebook

関連写真

写真をクリックすると拡大されます
デイリースポーツOnline 主要ニュースRSS

主要ニュース一覧