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【埼玉】

浦和駅に5階建てビル JR東が方針説明 商店会から反発の声も

 湘南新宿ライン停車に伴う浦和駅の高架化・再開発で、JR東日本は十九日、駅ビル開業や商業施設開設などの方針を、さいたま市浦和区の地元商店会などに説明した。

 JRが市に説明した資料などによると、駅ビルは「アトレ」で五階建て、延べ床面積五千百平方メートル。高架下のスペースはJRが飲食や物販、子育て支援施設などで八千六百平方メートル、市が四千二百平方メートルを駐輪・駐車場としてそれぞれ使う。いずれも二〇一四年度の開業予定。

 駅西口の商業ビル「コルソ」と駅前を結ぶ地下通路を東口まで貫通させる計画も策定中で、高架化完了後に工事が行われる見込みという。

 説明会は非公開で行われ、JRが全体計画などを説明。商店会からは反発の声も上がった。西口活性化対策協議会会長の羽部隆さん(71)は「今回だけでは終わらないだろう」と、今後も説明を求める意向を示した。

 浦和駅の高架化・再開発では、十八日の市議会まちづくり委員会でも「JR側から説明がない。駅の中だけで商圏が完結し、街の回遊性を考えていない」と反発する議員もいた。

  (前田朋子)

 

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