NTT、クラウド事業強化でさらなるM&A模索=新社長

2012年 06月 22日 19:01 JST
 
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[東京 22日 ロイター] NTTグループを統括する持ち株会社NTT(9432.T: 株価, ニュース, レポート)の鵜浦博夫新社長は22日の就任会見で、クラウド事業を強化するためにさらなるM&Aを模索していく考えを示した。

同社長は「近年のM&Aやアライアンスはクラウドビジネス関連が中心だったが、変化の激しい分野なので、必要なものはもっと出て来るのではないかと思う。例えば、セキュリティーの分野は強化したい」と語った。

現在は移動体通信事業を手掛けるNTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)がグループの収益の大半を稼ぐ構造になっているが、鵜浦社長は、法人向けだけでなく個人向けのクラウドビジネスにも注力し、「新しい収益源を見つけたい」と述べた。

経営のベンチマークとする企業はどこか、との問いに対しては「通信キャリアならではのクラウド型サービスがこれから私達が目指すもの。同分野でがんばっている米国のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ.N: 株価, 企業情報, レポート)やAT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)はベンチマークとして認識していきたい」と語った。

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