間違いだらけの精神医療、うつ病は服薬では治らない

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    精神医療過誤、向精神薬害問題の基本

help RSS 『精神科は今日も、やりたい放題』  内海 聡

<<   作成日時 : 2012/05/01 10:45   >>

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『精神科は今日も、やりたい放題』  内海 聡  三五館


精神科は今日も、やりたい放題
三五館
内海 聡

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既にブログやTwitterで活躍しており、ヤクザ医師を自認し、東洋医を称する内科医・漢方医?内海聡さんの著作で、かなり売れているらしい。とりあえず、今の精神医療の本質を最も適確に捉えた著作と言っていいだろう。
精神医療に関してはほぼ全否定であり、廃絶を目指しているらしい。

精神医療の現状については私も内海さんとほぼ同意見なので、こんな拙いブログを読むより、文章も上手く表現も的確なこの本やブログを読んでもらったほうがイイのだが…(書き急いだようで、荒いところもあるが)

反精神医療の殆んどの人に言えることだが、ハッキリ言って精神疾患や患者のことをあまり理解していないと思う。
幼児期からの心的外傷(トラウマ)や、患者の不安や緊張、葛藤、抑うつなどを過小評価する傾向は、ハッキリ言って内海さんも例外ではない。これらはどんな人にもあることではあり、患者と一般の人の違いも本質的にはなく、程度や傾向の問題とは言えるが、普通の人や「健常者」、(軽症ではない)患者の場合はケタが違うのだ。

図式的に言えば、その人にとって如何とも克服不能で、重篤な精神疾患の病因となるトラウマと、克服可能な人の成長に役立てることができるむしろ必要不可欠なトラウマであるが、東洋医・内海さんは後者の認識しかないようであり、反精神医療の殆どの人も同様である。

こうしたことが、彼が治療の必要性を否定し、「治療が必要ということ自体、洗脳の結果」と言うことにつながっていると思う。

もっとも多くの精神科医の場合これらのことは、無視、思考停止、否認しているのであるが。

適切な治療なしにこれらを克服できる人間は患者とは言えない。
昨今、ウツだの躁うつ、双極性障害だのと言って受診する多くの患者には多分に当てはまることも、(軽症ではない)患者の場合について言うことはできない。


期待した減薬・断薬方法については基本的なことしか触れておらず、この点は今後に期待ということだろう。続いてまた本を書いているそうである。

精神医療批判はそのとおりだが、ではどうしたら良いのか?
この点については一応、触れており、その内容は間違いではないが…期待しないほうがイイ。

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内海さんは精神疾患の治療について、ほぼ無知といえる。これはもちろん、精神科医(多くの人はむしろ甚だしく無知)や臨床心理家、心理カウンセラーも同様である。患者や一般の人も同じなのは当然だが。

但し、著者の内海さんや、米田倫康さん(市民の人権擁護の会)、中川聡さん(精神医療過誤被害者遺族、アリスパパ・八咫烏)、の田中幸子さん(全国自死遺族連絡会)、かこさん(ジャーナリスト、ブログ:精神医療の真実)など、「反精神医療」の人たちは、当然ながらそれぞれ意見の相違はあり、幾ばくかの認識の欠如はあれど、精神科医とは異なり、甚だしい誤認や、事実をねじ曲げたり、ウソやまやかしはない。もちろん私も基本的には同様である。

多くの精神科医は甚だしい誤認や、嘘、まやかし、言い逃ればかりである。彼らが精神疾患に関して言うことの殆んどは根拠がないといってイイくらいだ。

内海さんは精神医療を廃絶すべきという考えのようで、私も基本的にはそうなのだが、理由は異なる。私の方は精神医療を廃絶すべきというより、現状のような精神医療なら廃絶したほうが良いくらいだ、という考えで、精神医療そのものを否定するわけではない。現実に私自身も広い意味では民間療法としての精神医療に従事している。
内海さんはではどうしたら良いのか、という代替案も洗脳の結果だとして否定する。

内海さんは治療すべきという考え自体が、(精神医療やマスコミなどの)洗脳の結果であり、実際には患者を覚せい剤依存症にさせているだけ、治療などそもそもありえない、治療と称するものは何もしない方が良い、という立場のようである。

治療の否定、放棄、治療を知らない、という意味では精神科医と同類とも言える。内海さんは精神科医ではないし、飽くまで外野、傍観者の立場と言えばそれまでであるが。
昔の反精神医学の人にも殆んど同じ考えの人はいたし、精神医療に特に関心がなくても「保安処分反対」などというサヨク的な人には似たような考えの人が多かった。過激と言えなくもないが先進的でもなく、珍しくも目新しい内容もないのだが、現状では拡散が望ましく有意義な本ではある。

私のガキの頃の友人にも内海さんとほぼ同じ事を言ってたヤツがいた。40年近く経った今は新型うつ病を称して仕事もしなくなり、向精神薬依存症になっているらしい。問題の根は深いか…?


私の実践は代替案というより本案であるが…

私も、現状の精神医療についての認識はほぼ同じなのだが、精神医療がこのような現状に陥ってしまったのか、という点について述べるならば…
まず、病気を、患者を理解しておらず、実際には治療がない、治療法を開発できないために、似非治療を行うしかなく、悪化法(具体的には薬漬け)を治療として行い、精神医療過誤・向精神薬害をもたらしてしまったのだと思う。

こうしたことについて私は40年も前から予見しており(基本的には昔から変わっていないのだが問題が拡大した)、ゆえに真の治療を開発して実践しなくてはならないと考え、独自に開発に成功し、20年近く前から行なっている、というのが私の立場である。



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なぜ、現代の精神医学者・精神科医には治療を得ることができないのか、それ以前に精神疾患を理解できないのか、それ以前に毎日何人もの患者を見ながらも(診るとは言わない)精神疾患を対象化することもできないのか?

基本的には西洋医学も東洋医学も精神疾患に対しては無効、もしくは不適切である。

それらの枠にとどまっている限りは精神医療の本質に迫ることも、それ以前に対象とすることも不可能である。したがって今後医学が進歩しても、今までの延長では精神疾患の治療はできない。

精神医学の進歩で、今後もうつ病が治る薬が開発されるとか、うつ病の確かな治療法が開発されるといったことも考えられない。光トポグラフィーが診断に役立つわけではないし、磁気刺激が治療になることももちろんない。一時的に軽快したかのようになることはありうるが。

もちろん最新の脳科学も同様で、精神疾患の理解につながるものではなく、これはむしろ当事者は理解しており、実際の患者を診ていないこともあるが、脳科学者が精神疾患の研究をするなどということは殆ど無い、というかできない。脳科学が進めば、精神疾患は脳の病気ではないことを明らかにするのかもしれない。

うつ病だけでなく、神経症や統合失調症などその他の精神疾患についてももちろん同じ。これらは基本的に別なものではない。ゆえに一般の人の精神健康向上に寄与することもできない。

西洋医学も東洋医学も精神疾患に関しては対応しうるパースペクティブを持たず、閉ざされたパラダイムとなっている。

また、精神科医は知識が豊富で間違っているわけではなくとも、実際の神経の働きについての理解は極めて乏しく、知識を間違って、もしくは不適切に適用し、その結果、実際の精神疾患、患者の理解にはつながらず、わかったような気になってしまい、理解するどころかむしろ誤解を深めているのが現状である。
下手に勉強するのでその延長上で精神疾患を理解しようとするため、むしろ誤解を深めてしまう。苦労して知識を蓄えると、それが当てはまらないことにも無理に適用して誤解を深めてしまいがちなのは人の常ではある。

医者が書く本はトンデモ本が多いのは皆様御存知の通り。一知半解+独善的な発想。
最近だと「頚椎の歪みが新型うつ病の原因」、とか。もちろん全てが間違っているわけではないのだが。

医学教育も含め、学校教育や受験勉強の弊害という面もあるのだろうが…、
知識を蓄えるのは得意だが、それを適用したり統合することも、物事を洞察・理解することについても能力があるわけではないのに、あるようなつもりになってしまう。

診察室で患者が「うつ病が治った」と言っても、姿勢や目付き、顔色、表情などを見れば悪化しているのは一目瞭然のはずだが…。正確には、「元の精神疾患 + 薬害性の中枢神経障害」になっているのだが。目がランラン、元気ハツラツになってももちろん基本的には同じである。そうした観察力は精神科医にはない、というか捨て去ってしまった。
内科ならば検査でもいろいろなデータが出るので、患者を見ないでパソコンぱかり診るのは良いことではないが、現実的な理由もあり、それで大きな問題も起こりにくいのだが、精神科ではこれといって客観的な検査法もなく、得られるデータもない。もちろん光トポグラフィーも含めて。


こうしたことにより、「うつ病は脳の病気」などと根拠もなく勝手に思い込んでしまった。
これはもちろん一般の患者も同様で、自分でも誤解しがちだが、精神科医に言われると根拠もなく、自分の体験に照らしても納得できるわけではないのに、そう思い込んでわかったような気になってしまう。

 洗脳と言えば洗脳だが、薬漬けになってしまうと尚のことである。向精神薬は依存性も強く、減薬・断薬も多くの場合、離脱症状があり危険で苦しくなるので(これを精神科医からは元の病気のせい、悪化したせいとされる)、もはや戻れなくなる。

つい最近まで離脱症状という言葉はなく、精神科医の多くは今でも知らない。知っていてもそのようなものは無いと言う。私も10年くらい前まではそういう言葉は知らなかったので、以前は禁断症状という言葉を使っており、東洋医内海さんは同じことのなので離脱症状という言葉も良くないということになる。

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精神疾患を対象化し得たのは精神分析であるが、殆んどの精神科医や臨床心理家は精神分析を理解することは不可能である。精神分析学者と言われる人でさえ知識だけは豊富だとしても基本的には理解できない人が多い。

それはともかく、フロイトを始めて、分析医、分析家は確かな治療法には到達せず、むしろ治療を放棄、もしくは回避してきた。自由連想法は研究法であって治療法ではない。

一歩後退二歩前進というつもりだったのかもしれないが、一世紀以上の歴史を経て現在は、むしろその傾向を強め、学問としての発展はないわけではないが、治療という点では進展していいない。
現代のいわゆる分析医も実際にやっていることは一般の精神科医と殆んど変わらず、患者の話をよく聞いたり、多少はマシなアドバイスをすることはあっても、「治療」としては薬物処方をするだけというのが殆んどであり、精神分析は治療にはならないという一般の評価に甘んじ、批判を受け入れたかのような状態である。

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東洋医、内海聡さんはブログに『もし精神科医が愛と勇気と友情で治療できるようになれば(間違いなく無理だが)精神科医は認めうる。もちろん現在のシステムと知識と教育では絶対に不可能である。』と書いています。

これは正鵠を得ていますが、間違いなく私はその手技、治療法を持っています。

私が愛や勇気や友情を他の人よりたくさんもっているわけではありませんが、やはり基本はそこにあり、患者さんからそうしたことを引き出し実現する方法を持っており実際に行ない指導しています。
付け加えるならば、正義、魂の開放、心の広さ自由さ、希望や真の自己実現、人間的成長、といったことです。

40年ほど前から、既に今日のような反精神医療の考えに達しており、そこから出発し、長年かかり治療技法を開発し、20年近く前から実現可能となり実践しています。


 うつ病、神経症、パニック障害などの原因に即した、精神疾患の薬を使わない正しい治療法をお求めの方は、横浜催眠セラピー・横浜メンタルヘルス研究所
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独自の治療法ですが、強いて言えば
・神経療法(という言葉は普通はなく、実際に他にはありません。独自に開発)
・催眠療法(一般の催眠療法とは異なりますが、催眠を使うので催眠療法を称しています)
・精神分析的心理療法(新フロイト派の流れを汲む)
 これらを統合した安全で確実な治療法です。もちろん薬は使いません。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、検索から来ました。
精神病院から逃げて20年以上経っていますが、いまだ親に何をされるかわからないと恐怖して逃げて居場所をわからなくしているキチガイです。
その間薬も必要としてませんし、精神医療にも全く関わってません(逃げてすぐの頃には相談に行き、来ないでとうつ病の権威の方に言われた事もありましたが)
住民票の部屋を借りるなどして逃げていて親に何をされるかわからないと恐怖して来ました。また、それを言ったり訴えたりしたら、その訴え自体妄想にされかねないと言う恐怖もありました。
一応の自己紹介終わり。(状況が変わり親がトンでもない事をしでかしてくれたので証拠ができ、それを公表した方が自分の安全に繋がるかと思い、youtubeにも色々アップしてます。)

URL 欄のブログは、私がサイエントロジーという紀藤弁護士がブログで、カルトと指摘し会見でも言っているフランスで詐欺で有罪が確定したカルト宗教が、CCHR (市民人権擁護の会)の母体だった事に驚きサイエントロジーというテーマで書いた部分が、載ってます。
下の方が先の書き込みなので、下から読んだ方がわかりやすいかもしれません。日刊カルト新聞に載ってたという記事が最初です。
内海医師についても、最近のブログ記事に書いてます。
共感性が、高すぎたのだと思います。
驚いたのは、内海医師のブログの最初には、二項対立に持っていく反精神医学の問題点を、冷静に指摘する記事が載っていた事です。
途中でスタンスが、変わっているのに気づいていて、他の薬害訴訟の人に、2年前とは立場が入れ替わってますね、と語りかけているコメントもありました。
あんなに、冷静に真摯な文章を書いていた人がどうしてなのかと悶々と考えてしまいました。
oooquree
URL
2012/06/23 22:57
それから、こちらの記事にあるフロイトも、昔から批判や疑問の声もありますよね?
日本でフロイトの精神分析なんて臨床でやってる所は、ほとんどないのでは?


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内海医師のコメントへの私の返コメント

2 ■Re:無題 >東洋医さん

東洋医さんは、私利私欲で営利目的でやってるとは思えませんが、人の純粋な気持ちというのが利用される ことはあるのではないかと思います。

東洋医さんがおっしゃられている事は本当かもしれないし、本当じゃないかもしれない、という状態の事が 多いと思います。

客観的証拠というのが挙げられますか?

感情的に反応しても、大衆の支持を得る以外何もありません。 客観的科学的証拠を積み上げ然るべきところに働きかけ、動かすべきではないでしょうか?

紀藤弁護士に、精神医療を知らないとおっしゃってましたが、東洋医さんもサイエントロジーのカルト被害 を知らないのでは?

精神医療の問題は、全否定でも全肯定でもなく、問題をもっと精査して個別に地道に問題に取り組むべきで はないでしょうか?
oooquree
URL
2012/06/23 23:02

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