23日午後3時45分ごろ、秋田市河辺を走行中の東京発秋田行き秋田新幹線「こまち25号」が線路上のクマ3頭をはね緊急停止した。乗客約200人にけがはなかったが、車両点検などで秋田駅に約40分遅れで到着した。クマは1頭が死亡、2頭は行方が分からないという。
JR東日本秋田支社によると、親子とみられるクマ3頭が突然線路に現れ、運転士がブレーキをかけたが、間に合わなかったという。先頭車両が親子2頭をはね、子グマ1頭は車体に巻き込まれた。
現場は並行して走る奥羽線の大張野駅付近で、周囲は山林でカーブも多い区間。事故の影響で秋田新幹線はこの列車も含め、上下5本に最大56分の遅れが発生した。