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テレビ朝日の朝8時からのモーニングバードは、この時間帯の朝のワイドショーとしては、その前身のスーパーモーニング時代から、反権力を声高に煽る癖があり、コメンテーターの顔ぶれもあきらかに他のそれよりもいわゆる一般的な社会通念からは偏向した人が名前を連ねていることでも有名な番組です
そんなモーニングバードが、すでにかなり旧聞に属してしまいますが、GWが明けた5月8日の火曜日に、小出助教がアメリカで講演をした様子を放送しました
モーニングバードにも何回か出演していただいているこちら、長年反原発を主張している京都大学の小出裕章助教ですが、先日ですね、ニューヨーク在住の日本人に呼ばれまして、現在の日本の放射能汚染について講演を行いました。
日本から遠く離れた日本人のみなさんが今一番知りたい事・・・それは「日本に帰っても大丈夫なのか？」という切なる思いだったんです
という、コーナー担当の紹介でその話題は始まりました
この講演は主催者が半年以上小出助教に働きかけて実現
という事をやたらと強調していましたが、たったひとりのしかもかなり大きく発言が偏っている人の話だけを聞いて 「日本に帰っても大丈夫なのか？」 という悩みを解消できるのかと、この時点でまずは不思議に感じるわけですが、それに続く
| 『遠く離れた日本の汚染状況を知ろうと、現地の日本陣およそ４００人が参加し、放射能汚染の恐ろしさに耳を傾けた』 |
というナレーションでも、その観を強くするわけですが、VTRでは
私が放射線管理区域で仕事をして外に出る時には、出口で検査をしないと出られません。
その時に出られる基準というのは１�屬△燭蝪緩�ベクレルという値なんです・・・人なんか到底そんなところで住んではいけない。私のようなごくごく特殊な人間だけが仕事のために入っていいというような汚染が、大地そのものに広がっている
途中で 「実験所の基準を超える汚染が日本に広まっている事を説明した小出助教」 というナレーションを挟みながら上のような話がVTRで流れるわけですが、4万ベクレルという数値を超える汚染が日本全土に広まっているかのような話をしていて、尚且つその4万ベクレルは実際にはどの程度の例えばシーベルト換算するとどのぐらいの大きさになるのかはVTRでは示されないで終わりました
VTRでは最後に講演を聞いた参加者の声を紹介しましたが、もちろんそれらのほとんどが
というものばかりで、最後に一人 「日本が危険だからって言って帰らないというのはちょっとこう、次元が違うと思うんですけれども」 という声も紹介しましたが、これはさすがにテレビ朝日もバランスを考えてのことだったと思いますが、この後に話はスタジオに移るわけですが、そこで酷かったのが関口宏事務所に所属する宮田佳代子で、彼女は
| 『ちょっとショックでしたよね・・・「『帰りたくない』って言われている日本に暮らしちゃっている私達って大丈夫なのかな〜？」っていうのがまず単純な感想ですけれど・・・』 |
というように、番組構成の意思を把握した上で、視聴者が感じるあやふやな不安の増幅にキッチリと力を貸しているわけでして、これを見てしまった仮性放射脳の人たちの背中を押して、不安の海にしっかりと落としてしまっているわけですから、なんとも罪深い事です
もしかしたら、次の講演では、ぬまゆさんが指名されるかもしれませんね・・・・・
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