JAローン詐欺:2被告、起訴内容認める−−地裁初公判 /和歌山
毎日新聞 2012年06月23日 地方版
JAわかやま(和歌山市)の住宅ローン融資を巡り詐欺罪に問われた和歌山市新堀東1、元会社員で無職、逸見将功(47)、同市津秦、建築業、朴義男(53)の両被告の初公判が和歌山地裁(河畑勇裁判官)であった。いずれも「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、04年ごろから、貸金業を営む朴被告が債務超過者を見つけては住宅ローンの借り入れを申し込み、詐欺を繰り返すようになったと指摘。逸見被告は朴被告を含む多数の貸金業者から数百万円の借り入れの返済に窮する状態になっていたため、朴被告の目に留まったなどとした。
起訴状などによると、共謀して06年2月、JAわかやまに実際より所得額を多く記載した給与支払報告書などを提出し、3700万円の融資をだまし取ったとされる。【岡村崇】