感謝状:振り込め詐欺の被害防ぎ 上石津時郵便局で /岐阜
毎日新聞 2012年06月23日 地方版
養老署で21日、「養老地区金融機関防犯協議会総会」が開かれ、詐欺被害を未然に防いだ上石津時郵便局(樋口一路局長)と局員の山中真一さん(40)に堀泰慶署長から感謝状が贈られた。
同署によると、今月1日午後5時ごろ、郵便局近くに住む女性(79)がレターパックで現金を送ろうとし、山中さんが女性を説得して振り込め詐欺被害を未然に防いだ。金の採掘権購入名目で、金額は50万円だったという。
山中さんは、直前に同局留めで届いた女性宛ての郵便物が、会社名を乱雑な手書きで書いてあったことなどから不審に思い、気に留めていたところへ女性がこの会社宛てのレターパックを持ってきたため事情を聴いたという。
山中さんは「レターパックを使った振り込め詐欺が発生しているので気をつけるよう指示があり、注意していた」と話した。
総会で堀署長は「今年に入って管内での振り込め詐欺は2件あり、1件は食い止めたが、もう1件は503万円が被害に遭った。高齢者を食い物にする犯人は許せない。強い気持ちで安全な環境、雰囲気作りを」と訴えた。【山盛均】