江戸時代当時のスタイルで、お笑いタレント・江戸むらさきが旅をする「タイムトラベル東海道中膝栗毛」シリーズ。静岡編(2011年6月放送)・愛知編(2011年11月放送)に続き、今回は三重県を旅します。東海道中膝栗毛の主人公が目指したという伊勢神宮をゴールに据え、古来「美(うま)し国(すばらしい国)」と讃えられた伊勢の国の、今に息づく「うまし」魅力を探します。
初めに向かった桑名では、名物・焼き蛤を堪能した後、江戸時代日本刀を作っていたという刃物店で、伝統の「うまし」技を体験。お隣の四日市では、江戸以前から続くという市場文化に触れ、「うまし」商いの心を知ります。さらに、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている関宿(亀山市)では、貴重な町並みを堪能したのち、一般のお宅から出てきたお宝古文書に出会い、関の奥深い「うまし」歴史を学びました。最後に訪れた伊勢では、かつての歓楽街・古市(ふるいち)の町で、伝統の伊勢音頭を堪能。「うまし」おもてなしで夜を明かしました。番組では、各地の味覚・伝統の技・商売の心・歴史・芸能、さまざまな三重の「うまし」魅力をご紹介しました。
江戸むらさき
野村浩二さん・磯山良司さん
(お笑いタレント)
【ナレーション】
黒崎めぐみ(NHK名古屋放送局アナウンサー)
桑名の「うまし」味覚 & 技を発見!
桑名の「うまし」を求めて、名物・焼き蛤を堪能した後、かつて有名な日本刀「村正」を生み、現在日用品に活かされているという刃物づくりの技を体験しました。
★取材先
江戸むらさきが焼き蛤を食べたお店「貝新フーズ 本店」
住所 | 三重県桑名市南寺町46 |
電話番号 | TEL 0594-21-6663 |
備考 | 営業時間9:00〜19:00 (3・8のつく日は8:30〜) 月曜定休(3・8のつく日が月曜日の場合は、火曜休み) |
日本刀「村正」の所蔵先「多度大社」
住所 | 三重県桑名市多度町多度1681 |
電話番号 | TEL 0594-48-2037 |
備考 | 5/4・5、1/1〜1/4の期間のみ 宝物殿にて展示(その他の日は閉館) |
江戸むらさきが訪れた刃物店「廣房打刃物店(ひろふさうちはものてん)」
住所 | 三重県桑名市鍛冶町54 |
電話番号 | TEL 0594-22-1623 |
備考 | 営業時間 午前7:30〜午後7:30 月曜定休 |
四日市の「うまし」商いのココロを発見!
四日市のうましを求めて、江戸以前から根付いていたという市場文化を体験。新鮮で安い上に、値引きや小分けなどお客へのサービスを第一に考える、「うまし」商いのココロを知りました。
Q.四日市の市場に行きたいのですが…?
A.四日市市内14カ所ある市場の営業日は、市場によって違います。
詳しくは、四日市観光協会のHP(http://kanko-yokkaichi.com/index.shtml) (※NHKサイトを離れます)
(メニューの「観光案内」→「定期市」をクリック)をご覧ください。
中には閉鎖された市場もあるので、詳しくは四日市観光協会まで(TEL 059-357-0381)へお問い合わせください。
★取材先
江戸むらさきが訪れた市場「慈善橋即売場(じぜんばしそくばいじょう)」
住所 | 三重県四日市市八幡町 (三滝川慈善橋付近) |
備考 | 2、5、7、0のつく日に営業(営業時間 午前7:30〜午後0:00) |
関の「うまし」を探す旅
東海道で唯一、国の伝統的建造物群保存地区に指定されるほど、江戸時代の町並みがまるごと残る関の町を旅しました。江戸当時の建物の工夫を楽しんだあとに、家の板戸から古文書が出てきたというお宅へ。関の町が残った理由の一つが、弥次さん喜多さんのような伊勢参りの旅人のおかげだったという「うまし」歴史を知りました。
★取材先
江戸むらさきが訪れた、江戸時代から旅人に菓子を売っていた店「前田屋製菓 本店」
住所 | 三重県亀山市関町坂下98 |
電話番号 | TEL 0595-96-2008 |
備考 | ※お菓子の名前「志ら玉(しらたま)」 営業時間 午前10:00〜午後6:00 無休 |
江戸むらさきが訪れた、江戸時代から伊勢茶を売るお店「かねき伊藤彦市商店」
住所 | 三重県亀山市関町中町390 |
電話番号 | TEL 0595-96-0357 |
備考 | 営業時間 午前9:00〜午後7:00 不定休(日・祝は休みの場合あり) |
江戸むらさきが訪れた、大名献上用だった菓子を売るお店「深川屋」
住所 | 三重県亀山市関町中町387 |
電話番号 | TEL 0595-96-0008 |
備考 | ※お菓子の名前「関の戸(せきのと)」 営業時間 午前9:00〜午後6:00 木曜定休 |
伊勢・古市の「うまし」を探す旅
弥次さん喜多さんが伊勢神宮より先に訪れたという、かつての大歓楽街・古市の町へ。伊勢参りの旅人のために利益を還元していたという、古市のおもてなしのの心を知った後、各地の音頭の原型になったという「伊勢音頭」を堪能しました。
Q.古市は現在も歓楽街(妓楼(ぎろう)の集まる町)なのですか?
A.現在は当時の妓楼はなくなり、唯一残った「麻吉旅館」も純粋な旅館として営業されています。
番組では、当時の風情を体験するため、「伊勢音頭の会」のご協力を得て、当時の宴会の再現を演出しました。
★出演者
古市の歴史案内をしてくれた
皇學館大学 岡田芳幸(おかだよしゆき)教授(神道博物館学芸員も兼任)
★取材先
江戸むらさきが訪れた、古市の旅館「麻吉旅館」(あさきちりょかん)
住所 | 三重県伊勢市中之町109 |
電話番号 | TEL 0596-22-4101 |
備考 | ※旅館として営業しています。詳しくはお電話でお問い合わせください。 |