小久保実戦復帰「あした出るよ!」
2012年06月23日 12時00分
通算2000安打にあと1本と迫りながら椎間板ヘルニアで登録を抹消されたソフトバンクの小久保が22日、雁の巣球場で行われたウエスタン・広島戦で約1か月ぶりの実戦復帰を果たした。
この日の相手先発は、抹消前最後の試合(5月23日)で3打数無安打に抑えられた左腕の斉藤。第1打席、第2打席と空振り三振に倒れると、最後の3打席目も中飛で〝リベンジ〟は失敗。5回には一塁守備で打球を後逸する失策も重なってしまった。
それでも、試合後の小久保の表情は晴れやかだった。あくまでもこの日の目的は違和感なく試合に出場すること。「試合の中での瞬発的な動きで痛みが出なかった。練習で確認することは終わったと思ったが、それは間違ってなかった。あとは上の球場の雰囲気と集中力で状態は上がっていく」。これ以上ないほどの手応えを感じていた。
散々な結果にも「3タコで失策もあって、今日の復帰が一軍の試合じゃなくてよかったですね。(打てなかったのは)腰の状態関係なかったですね。相性が悪いです」とジョークを飛ばす余裕まで見せた。
試合後は球場の外で待ち受けた約100人のファンのために即席サイン会を開いた(写真)。今日23日も二軍戦に出場し、明日24日の日本ハム戦での記録達成を目指す。「(現状)痛みが一番ないくらい。明日、大丈夫なら(24日の出場も)大丈夫だと思う」。快挙達成の瞬間はもうすぐだ。