「ミヤネ屋」独占インタビューのカラクリ
2012年06月22日 12時00分
オウム真理教の高橋克也容疑者(54)の逮捕に貢献し、懸賞金1000万円受領の最有力候補となっているのが、最後に立ち寄った東京・西蒲田にある漫画喫茶にいた店員だ。
メガネチェンジや警視庁の似てない似顔絵にも惑わされず「高橋だ!」と見抜いたわけだが、この話はなぜか15日午後に放送された「ミヤネ屋」(日本テレビ系)がスクープした。
店員は首から上を映さない形でいきなり現場から生中継で同番組に登場。司会の宮根誠司(49)やゲストの面々に、生々しい目撃情報をぶちまけた。このとき、店内はミヤネ屋スタッフの貸し切り状態。店員はCMを挟んで10分以上も宮根の質問に答えた。
じつはそのころ、100人以上の報道陣が店の周りにいた。いったいなぜ、ミヤネ屋だけが、独占できたのか。
番組関係者は「漫画喫茶の店長の親族にミヤネ屋スタッフがいた。だから、話が早いってわけです」と語る。18日、店にミヤネ屋との関係を直撃すると「そんな話、聞いていない。取材はお断り」とつれない対応だった。