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<ベトナム>南沙諸島の領有権明記した法採択

毎日新聞 6月21日(木)21時34分配信

 【北京・成沢健一】ベトナム国会は21日、南シナ海の南沙諸島や西沙諸島の領有権を明記した海洋法を採択した。これに対し、両諸島の領有権を主張する中国政府は21日、抗議声明を発表し、両国の対立が再燃する可能性が高まっている。

 中国外務省の声明は「いかなる国による主権の主張と行動も違法かつ無効だ」と指摘した。張志軍外務次官は21日、ベトナムの駐中国大使を呼び、「ベトナムの一方的な行動は両国指導者の共通認識と南シナ海行動宣言の精神に背くもので、地域の平和と安定にとってマイナスとなる」と抗議した。

 一方、中国民政省は21日、南シナ海の西沙、南沙、中沙の3諸島を海南省の三沙市にすると発表した。市政府を西沙諸島の永興島に置くとしている。ベトナムのほか、南沙諸島の領有権を主張するフィリピンなどが反発するのは確実だ。

 南シナ海では、中国とフィリピンの艦船が4月以降、スカボロー礁を巡ってほぼ2カ月にわたってにらみ合う事態が続いた。昨年5月には、ベトナムの資源探査船が中国の監視船の妨害を受け、両国間の緊張が一時高まった。

最終更新:6月21日(木)22時55分

毎日新聞

 

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