2012-05-20 12:30:09
ニース世界選手権観戦記(5)
テーマ:海外観戦レポ
4日目(ペアSP、アイスダンスSD)
この日からいよいよワールド本戦が始まります。
メイン会場では昼ペアSP、夜アイスダンスSDが行われ
同時にプラクティスでは平行して男女シングルの公式練習があるので
今まで以上にタイトで悩ましいタイムスケジュールになります。
単純に本戦しか観ない、トップ選手しか観ない、と割り切ってしまえば
いっそ楽なんですが、私も同室のHさん(ペアFan)も
思いっきり欲張り体質なので、基本的にはずっとタイムスケジュールを
睨めっこする日々でした…。
オマケにこの日は朝の6時30分からメインリンクでペア公式練習、
7時30分からプラクティスリンクで男子公式練習という
練習マニアの愛を試すかのような極悪スケジュール。
というわけで、双方朝食も取らず、フラフラになりながら
それぞれ別の会場へと向かったのですが…。
7時30分の男子公式練習を目指してプラクティスに行ったものの
少し遅れてしまい、既に第1グループ(予選7~12位)は終わっていました。
(※ただし、来ていたのはフィリピンのカルーザ君のみ)
しかも第2グループ(予選1~6位)にいたっては、来ていた選手は…
0人でした。

無人のリンク
(誰もいないリンクにアナウンスと通し曲が延々流れる様はなかなかシュール…)
さすがにこんなパターン初めてで、おもわずその場にいた数少ない客
(ほとんど日本人)と苦笑い。
でも、だからといって、無駄足だったかといえば、いえいえ。
行きのエレベーターではベルネルと一緒になったし
ガラガラの客席でノンキにストレッチ中のジュベールにも会えたし
やはり早起きは三文の徳です。
その場にいた客全員に笑顔で対応するジュベール。

大会期間中、客席、通路、会場前、歩道、あらゆる所で
見かけたジュベールですが、どんな時でもニコヤカにファン対応する姿が印象的でした。
3日前のペシャ・ブルといい、さすがホスト国のリーダーという感じ。
実際のところ、たとえリンクが無人でも、ザンボタイム中でも
出番を控えた選手があちこちでウォームアップしたりしているので
目が放せないことには変わりありません…。例えば
客席の階段でウォームアップ中のジュベール
(その瞬間は取り逃がしてしまいましたが…)
なわとび中のリッポン
ランニング中のケヴィン
ダイレクト組では、一番乗りでやってきたミハル。

なぜかモロにカメラ目線…。
珍しく穏やかな笑顔のミハル。赤メガネコーチも一緒。

(でも、この時点で既に別離は決定してたんですよねぇ…)
アモディオをからかうモロゾフ

なんか腹立つ(笑)
客席上の通路でイメトレ中のアボット

第3グループからダイレクト組で、最初のグループは全員ユーロメンバー。
ベルネルはこの日初めて練習に参加。
一方でケビン(ベルギー)やコンテ(イタリア)は相変わらず姿が見えず
今回は場所がフランスということもあり、ミハルやフェルナンデス君のように
初日からバンバン参加する選手と、ギリギリまで地元で調整する
選手にハッキリ別れたような気がします。
ベルネル(チェコ)

ジュベール(フランス)

第4グループは主に北米勢。アメリカ組の2人も今日から参戦です。
昨日いたガチンスキーは姿が見えず。
ニース入りは早かったわりに、ちょくちょく練習をパスするのが
他選手に比較して、少し不思議だったのですが、今にして思えば
調整というより、靴問題のせいだったのかもしれませんね。
リッポン

(しかし、ダンジェン&有香さん大忙し…)
アボット

アボットの曲がけはSP。練習といえど、表情はばっちり。
ただし、コンビネーションは3-3で、4回転は入れていませんでした。

ケヴィン(カナダ) 曲がけはSPをフル。
3Aがシェーキーだった以外はコンビネーションの4-3も含め全てOK。

曲がけ以降は、主に3Aをメインに跳んでいましたが
(本人比で)高さもあり、成功率もなかなかでした。
1度だけ、4-3-3も跳んでいたような気がします。

本人の表情も明るく、調子は良さそうです。
コーチが主に背中の姿勢を指導していたのが印象に残ってます。
第5グループは日本選手メイン。
メインリンクより、プラクティスの方が客席から選手の表情が
良く見えるのですが、日本勢は(選手・コーチ共に)みんな
それなりにラックスしてるように見えました。
笑顔の高橋

笑顔の羽生

笑顔の小塚…というより歌子先生とオーサー(苦笑)

羽生は転倒だらけだった昨日よりは調子が良さそうでコケもなし。
高橋は通しの4回転がツーフット気味?だったのをのぞけば
やっぱりジャンプはパーフェクト状態。
ここまで見ると、素人目には全員好調をキープしているように見えました。
そんな日本勢の練習を見つめるクールダウン中のアボット

リンクを上がった後も、クールダウンや打ち合わせ、他選手の見学等
結構いろんな選手がフェイントで再登場したりするので、気が抜けません(苦笑)
ミハルやジュベールなんかも割りと延々残ってました。
ちなみにこの時は、通路でうろちょろ日本選手と絡むカルーザ君の姿も見れました。
(彼はなかなか社交的というか、交流好きなタイプのようで
その後もいろんな選手に積極的に声をかけていました)
そんなカルーザ君に、客席から写真をお願いしてみたところ…

素晴らしい笑顔のカルーザ君
過去、私が撮った選手写真のベスト5に入るんじゃないかというくらい
素晴らしい笑顔で写ってくれました…。ちょっと感激
ちなみに途中から客席で見学してたプレオベール
にも1枚お願いしてみました。

(お、思った以上にマイペースでおフランスな感じの方でした…)
男子公式練習の後は、すぐに女子(予選7位~12位から)の練習が
始まるのですが、この時点で時刻は昼の11時過ぎ。
私が個人的に観たいと思ってる選手の大半は第4・5グループに集中しており
その開始時間は13時15分…。
(ちなみに本会場では13時からペアSP開始。でも後半から見る予定)
約2時間という半端な時間を、なんとかランチタイムに当てられないか…。
途中から男子の見学に来ていた織田君FanのSさんと真剣に協議した結果
Sさん「あっ!このお店、11時半からランチやってますよ!」
(自作グルメMAPを握りしめながら)
ニース名店のランチタイムのほとんどが12時からな中、
トラムで4駅ほど行った旧市街地内にある「ラ・メランダ La Mérenda 」という店は
珍しく11時半開店だったので、とりあえずそちらに行ってみることに。
「ラ・メランダ La Mérenda 」

地元では有名なニースの郷土料理の人気店
後から知ったのですが、ここは昨日行った、あの「ネグレスコホテル」の
元シェフが独立して作った店なんだとか…!
店内

テーブルは20席ほどしかなく、予約も不可。
いつもあっという間に満席になると聞いて、入れるかどうか
ドキドキしてたんですが、11時半の開店一番乗りだったせいか
無事座ることができました。。
ここの料理は素朴でシンプル。黒板のフランス語メニューを必死に解読し
とりあえずアラカルトで頼んでみたのが、こちら。

いわしのファルシ-(11ユ-ロ)
刻んだニンニク、タマネギ、フダン草を炒め、ハーブを混ぜ込んだパン粉と
合わせたものを、イワシにのせてオーブンで焼いたそうです。

牛テールのオレンジ煮込み、ポレンタ添え
知らずに頼んだものの、この2品は店の定番メニューのようです。
個人的にはいわしのファルシーが食べやすくて美味しかったです。
ただ、2人でシェアすると量が圧倒的に足りません(汗)

ニース風ピザ
一品ぐらいは無難な物を…と思ったんですが、ちょっと想像していた物とは
違う物がきたような…?
普通にイタリアンピザの方が好きかもです。あと、サイズも小さいです(汗)
これにパンやらお通しやら付くけど、大食漢の我々はこの程度では
到底足りず、デザートを頼むことに。

レモンのタルトとカプチーノ
ティラミスは売り切れだったので、レモンのタルトをオーダー。
(店員さんも日本人には慣れてるらしく、気さくな対応でした)
レモンのタルトはさっぱりしてまぁまぁ。
ただ、飲み物に紅茶がなくて、仕方なくカプチーノを注文したら
メニュー最安値(2ユーロ)なだけあって、カップが小さい…!
これで1人約2500円くらいはしたと思います。
ニースの有名店ランチではこれでも随分安いほうですが、ちょっと
満足感は足りなかったかな~?店員さんは感じ良かったですけどね。
でも入店が11時半だったせいか、目当ての女子の公式練習グループには
余裕で間に合わせることができました。
他の試合や練習を優先にしていたため、ニース滞在4日目にして
女子の姿を見るのはこれが初めてです。
第4グループはアメリカ勢とコストナー、そしてゲデバニシビリ嬢という
なかなか豪華で、見目麗しいメンバー。
相変わらずゴージャスオーラのあるワグナー

ワグナーの曲がけはSPをフル。
3-3は相変わらずツーフット気味ながら、それ以外はすべてOK。
演技中の表情がすごくいいです。
曲がけ中に顔まで作れる選手は早々いないので、本当に調子がいいんだと思いました。
SPから3-3を入れてくるのは決定事項のようで、何度も跳んでいました。

対照的だったのは、同じアメリカのシズニー…。
曲がけ(SP)はジャンプ全て失敗。

ちょっと洒落にならないくらい調子が悪そうで
有香さんの説教タイムが怖かったです…。

しかし、ジャンプの失敗は目立ったものの、それ以外の技やポジションは
相変わらず美しく、見ているだけでうっとりしてしまいます。
美ポジ①

美ポジ②
(アングルが良くなくて申し訳ありません…)

コストナー(イタリア)
カロはわりと淡々と、マイペースにこなしていたような気がします。
が、色が白いせいか、スピードが速いせいか
何故かブレたりハーレーション起こしたりして、ほとんどまともな写真が撮れず

唯一撮れたのがコレって…。なんかゴメンなさい(汗)
ゲデバニシビリ(グルジア)

フェルナンデス君の時も思ったけど、オーサーの教え子は
コーチと話してる時の表情が明るいですね。
ちょっと友達感覚というか。
羽生とはどんな関係になるんでしょうか…。

しかし、ゲデ子もこんな写真で…。(お、お胸が…)
そしてこの後、客席から練習帰りのワグナーにプレゼントを渡してみたんですが
大喜びリアクションはもちろんのこと、写真をお願いすれば
「下に降りてこないの?一緒に撮ろうよ!」とまで言ってくれて…
もうシズニーといい、アメリカ女子はなんなの?対応完璧すぎ。女神すぎ。

わざわざプレゼントが良く写るような素振りをしてくれるワグナー(感涙)
ちなみに来そうとは思っていましたが、このグループの頭あたりから
ケヴィン(カナダ)も見学に来ておりました。
もちろん光の速さで発(中略)

結局この後も同国のラコスレ、日本女子全員の曲がけが終るまで
真面目に見学していました。
今日から本戦だし、第5グループは日本勢も出るということで
プラクティスも一気に見学者が増えた感じです。
ラコステ(カナダ)

四大陸に引き続き、表情は固かったです。
私も当ブログで散々強面強面と書いといてなんですが、ニースの彼女は
それ以前にやっぱりすこし表情が固過ぎだったと思います。
好対象的だったのは、やっぱりあっこちゃん。
彼女はいつも笑顔な印象がありますが、日本女子の中では一番
リラックスしていたように感じました。

ただ特別調子が良い!という程でもなく、また彼女自身
練習の調子が本番にあまり関係ないタイプな気がするので
この時点で、あそこまでの結果を出すとは予想できませんでした…。
嬉しい誤算ですね
真央

曲がけ(SP)のアクセルは2Aでした。
曲がけ以外でも3Aはほとんど跳んでおらず、たまに跳んでも
あきらかな回転不足でした。それ以外は特に問題なく…。

ただ当時はあまり気にしてなかったのですが
コーチとのやり取り時に、笑顔がほとんどなかったのが
今にして思えばすこしアレだったかな?と…。
そして女子第5グループの練習が終わり、各選手がリンクを退場した途端
一斉に席を立つ観客(6割日本人)。
なぜならこの時点でメイン会場の方ではペアSPが絶賛開催中であり
滑走順&時間的に高トラの出番に間に合うのか
非常に非常に、ひじょーに!微妙だったのです…。
この時の客がやたら日本人だらけだったのは、やっぱり日本女子3人を
観たい人が多かったからだとは思いますが、時間的には本当に紙一重で、
高トラのSPを見逃してしまった方は多いようです。
私とSさんはわりとスタートダッシュが早かったのと
(狭くて激遅のエレベーターにうまく乗れた)
会場入りしたら、自分達の席(ジャッジ側ロングの中央付近)まで行かず
入口から一番近いショートサイドの踊り場を駆け上り
そこでつっ立ったまま観たため、なんとかギリギリ間に合いましたが
多分本来の自分の席まで移動していたら、アウトだったと思います…。
というワケで、なんだか忙しない中、観戦した高トラSP。

まずソロジャンプ(3S)が双方でクリーンに決まるという
高トラ的には奇跡に近いシーンを目にした瞬間、コレはいけるかも?
と思ったのですが、実際スロージャンプの両足着氷以外
ミスらしきミスはなく、見事PBを更新!
ただ、このプロ(イマジン)はやはりロングサイドで見たかったですね…。
せっかくジャッジ側だったのに、と後悔しても仕方ないです。
高トラの点を確認した後は、急いで本来のブロックに移動しました。
変なとこで切りますが、次からペア第4グループです。
(続)
この日からいよいよワールド本戦が始まります。
メイン会場では昼ペアSP、夜アイスダンスSDが行われ
同時にプラクティスでは平行して男女シングルの公式練習があるので
今まで以上にタイトで悩ましいタイムスケジュールになります。
単純に本戦しか観ない、トップ選手しか観ない、と割り切ってしまえば
いっそ楽なんですが、私も同室のHさん(ペアFan)も
思いっきり欲張り体質なので、基本的にはずっとタイムスケジュールを
睨めっこする日々でした…。
オマケにこの日は朝の6時30分からメインリンクでペア公式練習、
7時30分からプラクティスリンクで男子公式練習という
練習マニアの愛を試すかのような極悪スケジュール。
というわけで、双方朝食も取らず、フラフラになりながら
それぞれ別の会場へと向かったのですが…。
7時30分の男子公式練習を目指してプラクティスに行ったものの
少し遅れてしまい、既に第1グループ(予選7~12位)は終わっていました。
(※ただし、来ていたのはフィリピンのカルーザ君のみ)
しかも第2グループ(予選1~6位)にいたっては、来ていた選手は…
0人でした。
無人のリンク
(誰もいないリンクにアナウンスと通し曲が延々流れる様はなかなかシュール…)
さすがにこんなパターン初めてで、おもわずその場にいた数少ない客
(ほとんど日本人)と苦笑い。
でも、だからといって、無駄足だったかといえば、いえいえ。
行きのエレベーターではベルネルと一緒になったし
ガラガラの客席でノンキにストレッチ中のジュベールにも会えたし
やはり早起きは三文の徳です。
その場にいた客全員に笑顔で対応するジュベール。
大会期間中、客席、通路、会場前、歩道、あらゆる所で
見かけたジュベールですが、どんな時でもニコヤカにファン対応する姿が印象的でした。
3日前のペシャ・ブルといい、さすがホスト国のリーダーという感じ。
実際のところ、たとえリンクが無人でも、ザンボタイム中でも
出番を控えた選手があちこちでウォームアップしたりしているので
目が放せないことには変わりありません…。例えば
客席の階段でウォームアップ中のジュベール
(その瞬間は取り逃がしてしまいましたが…)
なわとび中のリッポン
ランニング中のケヴィン
ダイレクト組では、一番乗りでやってきたミハル。
なぜかモロにカメラ目線…。
珍しく穏やかな笑顔のミハル。赤メガネコーチも一緒。
(でも、この時点で既に別離は決定してたんですよねぇ…)
アモディオをからかうモロゾフ
なんか腹立つ(笑)
客席上の通路でイメトレ中のアボット
第3グループからダイレクト組で、最初のグループは全員ユーロメンバー。
ベルネルはこの日初めて練習に参加。
一方でケビン(ベルギー)やコンテ(イタリア)は相変わらず姿が見えず
今回は場所がフランスということもあり、ミハルやフェルナンデス君のように
初日からバンバン参加する選手と、ギリギリまで地元で調整する
選手にハッキリ別れたような気がします。
ベルネル(チェコ)
ジュベール(フランス)
第4グループは主に北米勢。アメリカ組の2人も今日から参戦です。
昨日いたガチンスキーは姿が見えず。
ニース入りは早かったわりに、ちょくちょく練習をパスするのが
他選手に比較して、少し不思議だったのですが、今にして思えば
調整というより、靴問題のせいだったのかもしれませんね。
リッポン
(しかし、ダンジェン&有香さん大忙し…)
アボット
アボットの曲がけはSP。練習といえど、表情はばっちり。
ただし、コンビネーションは3-3で、4回転は入れていませんでした。
ケヴィン(カナダ) 曲がけはSPをフル。
3Aがシェーキーだった以外はコンビネーションの4-3も含め全てOK。
曲がけ以降は、主に3Aをメインに跳んでいましたが
(本人比で)高さもあり、成功率もなかなかでした。
1度だけ、4-3-3も跳んでいたような気がします。
本人の表情も明るく、調子は良さそうです。
コーチが主に背中の姿勢を指導していたのが印象に残ってます。
第5グループは日本選手メイン。
メインリンクより、プラクティスの方が客席から選手の表情が
良く見えるのですが、日本勢は(選手・コーチ共に)みんな
それなりにラックスしてるように見えました。
笑顔の高橋
笑顔の羽生
笑顔の小塚…というより歌子先生とオーサー(苦笑)
羽生は転倒だらけだった昨日よりは調子が良さそうでコケもなし。
高橋は通しの4回転がツーフット気味?だったのをのぞけば
やっぱりジャンプはパーフェクト状態。
ここまで見ると、素人目には全員好調をキープしているように見えました。
そんな日本勢の練習を見つめるクールダウン中のアボット
リンクを上がった後も、クールダウンや打ち合わせ、他選手の見学等
結構いろんな選手がフェイントで再登場したりするので、気が抜けません(苦笑)
ミハルやジュベールなんかも割りと延々残ってました。
ちなみにこの時は、通路でうろちょろ日本選手と絡むカルーザ君の姿も見れました。
(彼はなかなか社交的というか、交流好きなタイプのようで
その後もいろんな選手に積極的に声をかけていました)
そんなカルーザ君に、客席から写真をお願いしてみたところ…
素晴らしい笑顔のカルーザ君
過去、私が撮った選手写真のベスト5に入るんじゃないかというくらい
素晴らしい笑顔で写ってくれました…。ちょっと感激
ちなみに途中から客席で見学してたプレオベール
にも1枚お願いしてみました。
(お、思った以上にマイペースでおフランスな感じの方でした…)
男子公式練習の後は、すぐに女子(予選7位~12位から)の練習が
始まるのですが、この時点で時刻は昼の11時過ぎ。
私が個人的に観たいと思ってる選手の大半は第4・5グループに集中しており
その開始時間は13時15分…。
(ちなみに本会場では13時からペアSP開始。でも後半から見る予定)
約2時間という半端な時間を、なんとかランチタイムに当てられないか…。
途中から男子の見学に来ていた織田君FanのSさんと真剣に協議した結果
Sさん「あっ!このお店、11時半からランチやってますよ!」
(自作グルメMAPを握りしめながら)
ニース名店のランチタイムのほとんどが12時からな中、
トラムで4駅ほど行った旧市街地内にある「ラ・メランダ La Mérenda 」という店は
珍しく11時半開店だったので、とりあえずそちらに行ってみることに。
「ラ・メランダ La Mérenda 」
地元では有名なニースの郷土料理の人気店
後から知ったのですが、ここは昨日行った、あの「ネグレスコホテル」の
元シェフが独立して作った店なんだとか…!
店内
テーブルは20席ほどしかなく、予約も不可。
いつもあっという間に満席になると聞いて、入れるかどうか
ドキドキしてたんですが、11時半の開店一番乗りだったせいか
無事座ることができました。。
ここの料理は素朴でシンプル。黒板のフランス語メニューを必死に解読し
とりあえずアラカルトで頼んでみたのが、こちら。
いわしのファルシ-(11ユ-ロ)
刻んだニンニク、タマネギ、フダン草を炒め、ハーブを混ぜ込んだパン粉と
合わせたものを、イワシにのせてオーブンで焼いたそうです。
牛テールのオレンジ煮込み、ポレンタ添え
知らずに頼んだものの、この2品は店の定番メニューのようです。
個人的にはいわしのファルシーが食べやすくて美味しかったです。
ただ、2人でシェアすると量が圧倒的に足りません(汗)
ニース風ピザ
一品ぐらいは無難な物を…と思ったんですが、ちょっと想像していた物とは
違う物がきたような…?
普通にイタリアンピザの方が好きかもです。あと、サイズも小さいです(汗)
これにパンやらお通しやら付くけど、大食漢の我々はこの程度では
到底足りず、デザートを頼むことに。
レモンのタルトとカプチーノ
ティラミスは売り切れだったので、レモンのタルトをオーダー。
(店員さんも日本人には慣れてるらしく、気さくな対応でした)
レモンのタルトはさっぱりしてまぁまぁ。
ただ、飲み物に紅茶がなくて、仕方なくカプチーノを注文したら
メニュー最安値(2ユーロ)なだけあって、カップが小さい…!
これで1人約2500円くらいはしたと思います。
ニースの有名店ランチではこれでも随分安いほうですが、ちょっと
満足感は足りなかったかな~?店員さんは感じ良かったですけどね。
でも入店が11時半だったせいか、目当ての女子の公式練習グループには
余裕で間に合わせることができました。
他の試合や練習を優先にしていたため、ニース滞在4日目にして
女子の姿を見るのはこれが初めてです。
第4グループはアメリカ勢とコストナー、そしてゲデバニシビリ嬢という
なかなか豪華で、見目麗しいメンバー。
相変わらずゴージャスオーラのあるワグナー
ワグナーの曲がけはSPをフル。
3-3は相変わらずツーフット気味ながら、それ以外はすべてOK。
演技中の表情がすごくいいです。
曲がけ中に顔まで作れる選手は早々いないので、本当に調子がいいんだと思いました。
SPから3-3を入れてくるのは決定事項のようで、何度も跳んでいました。
対照的だったのは、同じアメリカのシズニー…。
曲がけ(SP)はジャンプ全て失敗。
ちょっと洒落にならないくらい調子が悪そうで
有香さんの説教タイムが怖かったです…。
しかし、ジャンプの失敗は目立ったものの、それ以外の技やポジションは
相変わらず美しく、見ているだけでうっとりしてしまいます。
美ポジ①
美ポジ②
(アングルが良くなくて申し訳ありません…)
コストナー(イタリア)
カロはわりと淡々と、マイペースにこなしていたような気がします。
が、色が白いせいか、スピードが速いせいか
何故かブレたりハーレーション起こしたりして、ほとんどまともな写真が撮れず
唯一撮れたのがコレって…。なんかゴメンなさい(汗)
ゲデバニシビリ(グルジア)
フェルナンデス君の時も思ったけど、オーサーの教え子は
コーチと話してる時の表情が明るいですね。
ちょっと友達感覚というか。
羽生とはどんな関係になるんでしょうか…。
しかし、ゲデ子もこんな写真で…。(お、お胸が…)
そしてこの後、客席から練習帰りのワグナーにプレゼントを渡してみたんですが
大喜びリアクションはもちろんのこと、写真をお願いすれば
「下に降りてこないの?一緒に撮ろうよ!」とまで言ってくれて…
もうシズニーといい、アメリカ女子はなんなの?対応完璧すぎ。女神すぎ。
わざわざプレゼントが良く写るような素振りをしてくれるワグナー(感涙)
ちなみに来そうとは思っていましたが、このグループの頭あたりから
ケヴィン(カナダ)も見学に来ておりました。
もちろん光の速さで発(中略)
結局この後も同国のラコスレ、日本女子全員の曲がけが終るまで
真面目に見学していました。
今日から本戦だし、第5グループは日本勢も出るということで
プラクティスも一気に見学者が増えた感じです。
ラコステ(カナダ)
四大陸に引き続き、表情は固かったです。
私も当ブログで散々強面強面と書いといてなんですが、ニースの彼女は
それ以前にやっぱりすこし表情が固過ぎだったと思います。
好対象的だったのは、やっぱりあっこちゃん。
彼女はいつも笑顔な印象がありますが、日本女子の中では一番
リラックスしていたように感じました。
ただ特別調子が良い!という程でもなく、また彼女自身
練習の調子が本番にあまり関係ないタイプな気がするので
この時点で、あそこまでの結果を出すとは予想できませんでした…。
嬉しい誤算ですね
真央
曲がけ(SP)のアクセルは2Aでした。
曲がけ以外でも3Aはほとんど跳んでおらず、たまに跳んでも
あきらかな回転不足でした。それ以外は特に問題なく…。
ただ当時はあまり気にしてなかったのですが
コーチとのやり取り時に、笑顔がほとんどなかったのが
今にして思えばすこしアレだったかな?と…。
そして女子第5グループの練習が終わり、各選手がリンクを退場した途端
一斉に席を立つ観客(6割日本人)。
なぜならこの時点でメイン会場の方ではペアSPが絶賛開催中であり
滑走順&時間的に高トラの出番に間に合うのか
非常に非常に、ひじょーに!微妙だったのです…。
この時の客がやたら日本人だらけだったのは、やっぱり日本女子3人を
観たい人が多かったからだとは思いますが、時間的には本当に紙一重で、
高トラのSPを見逃してしまった方は多いようです。
私とSさんはわりとスタートダッシュが早かったのと
(狭くて激遅のエレベーターにうまく乗れた)
会場入りしたら、自分達の席(ジャッジ側ロングの中央付近)まで行かず
入口から一番近いショートサイドの踊り場を駆け上り
そこでつっ立ったまま観たため、なんとかギリギリ間に合いましたが
多分本来の自分の席まで移動していたら、アウトだったと思います…。
というワケで、なんだか忙しない中、観戦した高トラSP。
まずソロジャンプ(3S)が双方でクリーンに決まるという
高トラ的には
と思ったのですが、実際スロージャンプの両足着氷以外
ミスらしきミスはなく、見事PBを更新!
ただ、このプロ(イマジン)はやはりロングサイドで見たかったですね…。
せっかくジャッジ側だったのに、と後悔しても仕方ないです。
高トラの点を確認した後は、急いで本来のブロックに移動しました。
変なとこで切りますが、次からペア第4グループです。
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