2012-05-14 23:28:57
ニース世界選手権観戦記(4)
テーマ:海外観戦レポ
3日目(女子予選、男子予選)続き

ビーチが一望できるホテル・ネグレスコ
3月の夕方4時台のニースは非常に陽が長かったし
薄手のニット1枚で余裕の暖かさでした。
トラムでニースの中心地マセナ広場まで行った後は、そこから
海岸沿いを歩いて、老舗ホテル「ネグレスコ」を目指しました。

マセナ広場周辺

海岸通りから
高級ホテルやブランドショップが立ち並ぶ海岸通り(プロムナード・デ・ザング)は
ニースを象徴する場所ですね。
ネグレスコまでは一応市内バスでも行けるようでしたが
路線が少しややこしいので、私は散歩も兼ねて歩いてみました。
マセナ広場からは約10分くらい?
海沿いを歩くだけでも楽しかったので、そんなに遠いとは感じませんでした。
(が、血豆は悪化しました…)

ホテル・ネグレスコ外観 (ただし右側は工事中…)
ホテル前でこの日入国したばかりのスケ友さんと無事合流!
織田君Fanのスケ友Sさんはもともと織田君の応援メッセージ企画で知り合った仲ですが
企画のため、何度かメールでやり取りしてるうちに
「私、モスクワワールド行ったんですよ~」
「あ、私も行きました~。でも女子FSの時は大変だったんですよ。
席が現地で変更になって、謎のVIP席に座らされて…」
「えっ、私もそのVIP席だったんですよ!一番右端の席の1列目で
隣の方が友達とバラバラの階にされちゃって言ってて…」
「えええっ、私、右から2番目でした…!ていうか、ソレ私です!」
なんと、Sさん、モスクワワールドで私のお隣の席の方だったのです!
(モスクワ世界選手権観戦記(13)参照)
いやぁ世の中、本当に狭いです…。まさかあの時の方とこんな形で再会するとは。
そしてワールドは毎年行ってるというSさんは(今年は1人参戦)
私とはスケートFan歴の長さもさる事ながら
食べ物に対する情熱という点でも非常に気が合い…
滞在中はネグレスコだけでなく、競技の合間を縫って
有名フレンチのランチだのディナーだの、ほぼ全ての外食をご一緒する事になり
おかげで大変充実した食ライフになりました。本当に感謝してます
というワケで、ニースを代表する高級老舗ホテル「ネグレスコ」
ここはミシュラン二つ星のレストランだけでなく
その外観・内観の豪奢さ、ユニークさなどは一見の価値あり!と
ニースに行ったことのある知人友人が口を揃えて言うので
是非行ってみたいと思っていた場所でした。
1階の大ホール

天井とシャンデリアが目玉の広々とした豪奢な大ホールには、いかにもな感じの
クラシカルなソファテーブル類が何セットも置かれてます。
脇にはいちいち高そうな洋画が飾られてあって…。
でも何かがおかしい。
(この写真でも既に何か変なオブジェが写ってますが…)
謎のオブジェ①

円形の大ホールを囲む通路にさりげなく置かれているオブジェ達。
後ろの無難な宗教画っぽいのに一瞬騙されそうになりましたが、これは…?
謎のオブジェ②

前衛的というか、頭でっかちな美大生が喜びそうというか…。
謎のオブジェ③

いやいやいや!やっぱ変ですってば!
伝統ある老舗高級ホテルにこういうのっている?!
ホール横にあった宮殿みたいな広間

こちらも豪華なんだけど、ちょっと全体的に成金風というか
広さが逆に落ちつかないというか…。
1つ1つはどれも高級品なんだろうけど、こう全体的にチグハグで
妙なチープ感もあるというか(多分意識的にそうしてる気が…)

この「ついたて」とか、目的のレストランへの通り道にありましたが
色あせたイラストが大昔の遊園地の大道具みたいな雰囲気。
レストラン「La Rotonde」

この店の名物は、店内にあるメリーゴーランド!
しかしこちらもアンティークな重厚さというより、場末の遊園地のような雰囲気。

ピンクのカーテンとBOXシート。
やっぱりどこかテーマパーク風。
ガラガラだったので、当然ビーチの見える窓際に座らせてもらいました。

一定時間になるとオルゴールを奏でてくれる人形。怖い。
時間が時間なので、ディナーはあきらめ、普通にお茶をしてきました。
ちなみにSさんは今日ニースに到着するなり
午前中は1人でエズ村に行って、その足でネグレスコに来るという
アクティブさ。

まずは普通に飲み物。
例のよっアップルジュースを頼む私。
うーん…不味くはないけど、普通かな?シャトー・エザの圧勝。

エビの○○風サラダ~みたいなのを頼んだら
こういう形のが来ました。たまにありますよね、そういうパターン。

パニーニ
中が野菜だから仕方ないけどパンに対して具が冷たいのは
あまり好みじゃないかも…。無難にチーズ&ハムにしておけば良かったです。
というワケで、味はまぁ、普通ですねσ(^_^;)
値段と給仕の態度はそれなりにハイクラスでしたが…。
あくまで雰囲気を味わう感じかな?
でも時間になるとどんなに人がいなくても回りだすメリーゴーランドが面白かったです。
しかし、お茶の合間にお手洗いに行ってきたSさん曰く
「トイレすごかったですよ!」
なので、早速行ってみると…

入口の白いドアには半立体の人形付き。
もうこの時点でおかしい。
内観
(トイレは個室2箇所、左奥に更にドレッサーあり)

壁紙も柱もキレイなピンクに統一され、通路も広々。
大きな鏡&アンティーク調のドレッサーが2箇所配置され
大変月並みな感想ですが…
お母さん、私ここに住めるよ!
思わずSさんと2人、モリモリ写真撮ってきてしまいました。
いや、でもこれは撮るでしょう。
鏡とフリルを利用したトリック風写真↓

結論としては、決して正統派とはいえない…というかむしろ悪趣味の域
に達している気がしましたが、退屈はしないホテルだと思いました。
とりあえず見物気分で1度は行ってみる価値ありです。
帰り際に、1階にもう1つあるレストラン(カフェ)を覗いてみたら
こちらは正統派な雰囲気だったので、次回があれば、こちらに挑戦したいような…。
お茶の後は男子予選を見るため、Sさんと2人、プロムナードをのんびり歩いて戻りました。
(気持ち良かったけど血豆、更に悪化)
そしてマセラ広場から再びトラムに乗り、会場に戻ろうとしたところ
ここで(私的)ミラクルが起きました。
「シロさん!ひょっとしてシロさんじゃないですか?」
マセナ広場を歩いていたら、突然声をかけてくる1人の日本人女性声。
誰かと思い振りかえれば、なんと2010年のエリック杯で知り合ったOさんでした。
(未来ちゃんのお母さんと私と3人で朝食会場で話した方です。当時のブログ参照)
イギリス在住のOさんとは、その後もメールで連絡を取り続け
今回のニース大会で約1年4カ月ぶりに再会することになったのですが
会場ならともかく、まさかこんな街のど真ん中で遭遇するとは思いませんでした。
思わぬ場所での再会に興奮する2人。
そしてこの後は3人で一緒に会場に向かったのですが、ここでもまた
ちょっとしたミラクルが。
チケット(通し券)を同じタイミングで購入していたせいか、全員同じブロックで
しかもSさんとOさんは隣同士(7列目)という偶然。(私はそのほぼ3列前)
おかげで互いに面識のなかったOさんとSさんも、大会期間中
毎日楽しい観戦になったそうで、良かったです
さて、肝心の「男子予選」
私達は第4グループからの観戦になりました。
まずはいきなりのファイファー(オーストリア)

昨年のワールドがいろいろアレだったせいか
冒頭のルッツの入りがこれ以上にないくらい慎重でしたが、超クリーンに着氷。
全体的にややスピードがなく、細かいミスもちょくちょくありましたが
終始丁寧に滑ってて、雰囲気も良く、お客さんにもウケてました。
(予選6位通過)
キムさん(モナコ)

キムさんのFS…。もう冒頭の音楽と衣装見ただけでドキドキ…。

彼を見てると、ハイ、もう好きにやっちゃって下さい!
という気持ちになりますね。
きっと本人も滑るのが楽しくて仕方ないんでしょうね。
トップ選手とは背負ってる物が違うからかもしれないけど
ノンプレッシャーから来る「魅せる演技」がこの選手の最大の魅力ですね。
グダグダになりがちな予選大会で、初のスタオベでした。
(予選5位通過)
カルーザ君(フィリピン)

一方のカルーザ君、ステップではそれなりに盛り上がったけど
それを含めても全体的に固く、四大陸のような跳躍感は感じられませんでした。
かなり緊張していたようです。
ちなみにラストジャンプの2A-2Tタノは入りも難しいし珍しいしで
お客さんも盛り上がったのに、なんとザヤックでノーカン…
もっともこれがなくても順位自体は変わりませんでしたが…。
(予選8位通過)
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)

予選は4回転なしの構成。
にも関わらず、2本目の3Aがパンク気味の2Aに。その後のフリップもダブルに。
但し、後半3A+2T+2Loでしっかりリカバリーし(リカバリーの瞬間、客席からも解るニヤリ顔^^;)
無事予選2位となりました。
彼の本来の能力からすると、最低限の仕事はしたという感じでしょうかね。
ハビエル・ラジャ(スペイン)

ワールド初挑戦のスペイン第2の男。
1シーズン前のユーロで初めて見た時は、無名の下位選手ながら
キラリと光る物があるというか、気になる存在だったんですが
今回は正直ちょっとピンときませんでした。
劣化とまではいいませんが、プロも動きもなんとなく凡庸になったというか…。
あとスペイン男子の宿命(?)か、体型もあっという間にどっしりしてきて
コンビネーションのセカンドが全てダブル、しかも低空なのが
少し気になりました。
なんてこと思ってたら、演技後ものすごい近くで見学してたラジャ選手(汗)

最終グループになってもVIP席(招待席)はガラガラ…と思っていたら
ジュベールとプレオベールが見学に来てました。

(黒人女性は、マ、マエちゃん…?)
ミーシャ・G(ウズベキスタン)

課題の3Aがやはり決まらず。
それ以外にもちょくちょくミスあり。
ステップはいつも通り盛り上がりましたが、全体的に押え目というか
スピードがない気がしました。(後から背中の怪我情報を知り、納得しました)
それでも無事予選4位通過!
PCSがなんと4回転と3A2本跳んだナン・ソン君と一緒(汗)
マヨロフ(スウェーデン)

う~ん、なにか全てのジャンプが重い気が…。
力に任せて跳んでるけど、堪え切れなくてことごとくSOする感じ。
本人も終わった後は、ひたすら首を振っていました。
ただ、ポージングは以前に比べてすごく良くなった気がします。
(予選7位通過)
ナン・ソン(中国)

予選で唯一4回転(しかも2本)を入れてきましたが、どちらも派手に転倒。
ただし、回転は足りていたのと、3Aも2本揃えたということで
その他のミスを加味しても、1位発進はまぁ妥当なんですけど
冒頭の2転倒の印象が強かったらしく、お客さんの反応はイマイチ…。

もちろん本人も盛大に不満顔。
いや~、09Jr.GPFを皮きりに、なんだかんだでナンソン君の出てる
国際試合は2010スケアメ以外全て生観戦してる管理人ですが
(これ自分でもちょっとビックリ・汗)
こんな解りやすいふくれっ面初めて見ました。
よっぽど納得(自分に)出来なかったんでしょうね…。
ただ、内容的なことはともかく首位は首位なので、気持ちを新たに
本戦に臨んでほしいと思いました。
そして最後はキム・ミンソク(韓国)

好き好んでそうなってるワケでは無論ないに決まってますが
この選手、なぜか毎回予選orSP足切りデッドライン上にいるため
キスクラの点数待ちが必要以上にスリリングな感じになります…。
今回もいろいろ刺さって抜けて転んでと、微妙な内容だったのですが
後ろに1人残して、なんとか予選突破(11位)。良かった!
というワケで、男子予選は、なんとなく全体的に低調ながらも順当勝ちという
去年と同じような結果に終わりました。
終わったのは夜の10時半ですが、翌日は朝の7時半から男子公式練習がある(汗)
ので、早々にホテルに引き上げ、就寝しました。
しかし日を追うごとにどんどん睡眠時間が減って行くハードな日々でした…。
ビーチが一望できるホテル・ネグレスコ
3月の夕方4時台のニースは非常に陽が長かったし
薄手のニット1枚で余裕の暖かさでした。
トラムでニースの中心地マセナ広場まで行った後は、そこから
海岸沿いを歩いて、老舗ホテル「ネグレスコ」を目指しました。
マセナ広場周辺
海岸通りから
高級ホテルやブランドショップが立ち並ぶ海岸通り(プロムナード・デ・ザング)は
ニースを象徴する場所ですね。
ネグレスコまでは一応市内バスでも行けるようでしたが
路線が少しややこしいので、私は散歩も兼ねて歩いてみました。
マセナ広場からは約10分くらい?
海沿いを歩くだけでも楽しかったので、そんなに遠いとは感じませんでした。
(が、血豆は悪化しました…)
ホテル・ネグレスコ外観 (ただし右側は工事中…)
ホテル前でこの日入国したばかりのスケ友さんと無事合流!
織田君Fanのスケ友Sさんはもともと織田君の応援メッセージ企画で知り合った仲ですが
企画のため、何度かメールでやり取りしてるうちに
「私、モスクワワールド行ったんですよ~」
「あ、私も行きました~。でも女子FSの時は大変だったんですよ。
席が現地で変更になって、謎のVIP席に座らされて…」
「えっ、私もそのVIP席だったんですよ!一番右端の席の1列目で
隣の方が友達とバラバラの階にされちゃって言ってて…」
「えええっ、私、右から2番目でした…!ていうか、ソレ私です!」
なんと、Sさん、モスクワワールドで私のお隣の席の方だったのです!
(モスクワ世界選手権観戦記(13)参照)
いやぁ世の中、本当に狭いです…。まさかあの時の方とこんな形で再会するとは。
そしてワールドは毎年行ってるというSさんは(今年は1人参戦)
私とはスケートFan歴の長さもさる事ながら
食べ物に対する情熱という点でも非常に気が合い…
滞在中はネグレスコだけでなく、競技の合間を縫って
有名フレンチのランチだのディナーだの、ほぼ全ての外食をご一緒する事になり
おかげで大変充実した食ライフになりました。本当に感謝してます
というワケで、ニースを代表する高級老舗ホテル「ネグレスコ」
ここはミシュラン二つ星のレストランだけでなく
その外観・内観の豪奢さ、ユニークさなどは一見の価値あり!と
ニースに行ったことのある知人友人が口を揃えて言うので
是非行ってみたいと思っていた場所でした。
1階の大ホール
天井とシャンデリアが目玉の広々とした豪奢な大ホールには、いかにもな感じの
クラシカルなソファテーブル類が何セットも置かれてます。
脇にはいちいち高そうな洋画が飾られてあって…。
でも何かがおかしい。
(この写真でも既に何か変なオブジェが写ってますが…)
謎のオブジェ①
円形の大ホールを囲む通路にさりげなく置かれているオブジェ達。
後ろの無難な宗教画っぽいのに一瞬騙されそうになりましたが、これは…?
謎のオブジェ②
前衛的というか、頭でっかちな美大生が喜びそうというか…。
謎のオブジェ③
いやいやいや!やっぱ変ですってば!
伝統ある老舗高級ホテルにこういうのっている?!
ホール横にあった宮殿みたいな広間
こちらも豪華なんだけど、ちょっと全体的に成金風というか
広さが逆に落ちつかないというか…。
1つ1つはどれも高級品なんだろうけど、こう全体的にチグハグで
妙なチープ感もあるというか(多分意識的にそうしてる気が…)
この「ついたて」とか、目的のレストランへの通り道にありましたが
色あせたイラストが大昔の遊園地の大道具みたいな雰囲気。
レストラン「La Rotonde」
この店の名物は、店内にあるメリーゴーランド!
しかしこちらもアンティークな重厚さというより、
ピンクのカーテンとBOXシート。
やっぱりどこかテーマパーク風。
ガラガラだったので、当然ビーチの見える窓際に座らせてもらいました。
一定時間になるとオルゴールを奏でてくれる人形。怖い。
時間が時間なので、ディナーはあきらめ、普通にお茶をしてきました。
ちなみにSさんは今日ニースに到着するなり
午前中は1人でエズ村に行って、その足でネグレスコに来るという
アクティブさ。
まずは普通に飲み物。
例のよっアップルジュースを頼む私。
うーん…不味くはないけど、普通かな?シャトー・エザの圧勝。
エビの○○風サラダ~みたいなのを頼んだら
こういう形のが来ました。たまにありますよね、そういうパターン。
パニーニ
中が野菜だから仕方ないけどパンに対して具が冷たいのは
あまり好みじゃないかも…。無難にチーズ&ハムにしておけば良かったです。
というワケで、味はまぁ、普通ですねσ(^_^;)
値段と給仕の態度はそれなりにハイクラスでしたが…。
あくまで雰囲気を味わう感じかな?
でも時間になるとどんなに人がいなくても回りだすメリーゴーランドが面白かったです。
しかし、お茶の合間にお手洗いに行ってきたSさん曰く
「トイレすごかったですよ!」
なので、早速行ってみると…
入口の白いドアには半立体の人形付き。
もうこの時点でおかしい。
内観
(トイレは個室2箇所、左奥に更にドレッサーあり)
壁紙も柱もキレイなピンクに統一され、通路も広々。
大きな鏡&アンティーク調のドレッサーが2箇所配置され
大変月並みな感想ですが…
お母さん、私ここに住めるよ!
思わずSさんと2人、モリモリ写真撮ってきてしまいました。
いや、でもこれは撮るでしょう。
鏡とフリルを利用したトリック風写真↓
結論としては、決して正統派とはいえない…というかむしろ悪趣味の域
に達している気がしましたが、退屈はしないホテルだと思いました。
とりあえず見物気分で1度は行ってみる価値ありです。
帰り際に、1階にもう1つあるレストラン(カフェ)を覗いてみたら
こちらは正統派な雰囲気だったので、次回があれば、こちらに挑戦したいような…。
お茶の後は男子予選を見るため、Sさんと2人、プロムナードをのんびり歩いて戻りました。
(気持ち良かったけど血豆、更に悪化)
そしてマセラ広場から再びトラムに乗り、会場に戻ろうとしたところ
ここで(私的)ミラクルが起きました。
「シロさん!ひょっとしてシロさんじゃないですか?」
マセナ広場を歩いていたら、突然声をかけてくる1人の日本人女性声。
誰かと思い振りかえれば、なんと2010年のエリック杯で知り合ったOさんでした。
(未来ちゃんのお母さんと私と3人で朝食会場で話した方です。当時のブログ参照)
イギリス在住のOさんとは、その後もメールで連絡を取り続け
今回のニース大会で約1年4カ月ぶりに再会することになったのですが
会場ならともかく、まさかこんな街のど真ん中で遭遇するとは思いませんでした。
思わぬ場所での再会に興奮する2人。
そしてこの後は3人で一緒に会場に向かったのですが、ここでもまた
ちょっとしたミラクルが。
チケット(通し券)を同じタイミングで購入していたせいか、全員同じブロックで
しかもSさんとOさんは隣同士(7列目)という偶然。(私はそのほぼ3列前)
おかげで互いに面識のなかったOさんとSさんも、大会期間中
毎日楽しい観戦になったそうで、良かったです
さて、肝心の「男子予選」
私達は第4グループからの観戦になりました。
まずはいきなりのファイファー(オーストリア)
昨年のワールドがいろいろアレだったせいか
冒頭のルッツの入りがこれ以上にないくらい慎重でしたが、超クリーンに着氷。
全体的にややスピードがなく、細かいミスもちょくちょくありましたが
終始丁寧に滑ってて、雰囲気も良く、お客さんにもウケてました。
(予選6位通過)
キムさん(モナコ)
キムさんのFS…。もう冒頭の音楽と衣装見ただけでドキドキ…。
彼を見てると、ハイ、もう好きにやっちゃって下さい!
という気持ちになりますね。
きっと本人も滑るのが楽しくて仕方ないんでしょうね。
トップ選手とは背負ってる物が違うからかもしれないけど
ノンプレッシャーから来る「魅せる演技」がこの選手の最大の魅力ですね。
グダグダになりがちな予選大会で、初のスタオベでした。
(予選5位通過)
カルーザ君(フィリピン)
一方のカルーザ君、ステップではそれなりに盛り上がったけど
それを含めても全体的に固く、四大陸のような跳躍感は感じられませんでした。
かなり緊張していたようです。
ちなみにラストジャンプの2A-2Tタノは入りも難しいし珍しいしで
お客さんも盛り上がったのに、なんとザヤックでノーカン…
もっともこれがなくても順位自体は変わりませんでしたが…。
(予選8位通過)
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)
予選は4回転なしの構成。
にも関わらず、2本目の3Aがパンク気味の2Aに。その後のフリップもダブルに。
但し、後半3A+2T+2Loでしっかりリカバリーし(リカバリーの瞬間、客席からも解るニヤリ顔^^;)
無事予選2位となりました。
彼の本来の能力からすると、最低限の仕事はしたという感じでしょうかね。
ハビエル・ラジャ(スペイン)
ワールド初挑戦のスペイン第2の男。
1シーズン前のユーロで初めて見た時は、無名の下位選手ながら
キラリと光る物があるというか、気になる存在だったんですが
今回は正直ちょっとピンときませんでした。
劣化とまではいいませんが、プロも動きもなんとなく凡庸になったというか…。
あとスペイン男子の宿命(?)か、体型もあっという間にどっしりしてきて
コンビネーションのセカンドが全てダブル、しかも低空なのが
少し気になりました。
なんてこと思ってたら、演技後ものすごい近くで見学してたラジャ選手(汗)
最終グループになってもVIP席(招待席)はガラガラ…と思っていたら
ジュベールとプレオベールが見学に来てました。
(黒人女性は、マ、マエちゃん…?)
ミーシャ・G(ウズベキスタン)
課題の3Aがやはり決まらず。
それ以外にもちょくちょくミスあり。
ステップはいつも通り盛り上がりましたが、全体的に押え目というか
スピードがない気がしました。(後から背中の怪我情報を知り、納得しました)
それでも無事予選4位通過!
PCSがなんと4回転と3A2本跳んだナン・ソン君と一緒(汗)
マヨロフ(スウェーデン)
う~ん、なにか全てのジャンプが重い気が…。
力に任せて跳んでるけど、堪え切れなくてことごとくSOする感じ。
本人も終わった後は、ひたすら首を振っていました。
ただ、ポージングは以前に比べてすごく良くなった気がします。
(予選7位通過)
ナン・ソン(中国)
予選で唯一4回転(しかも2本)を入れてきましたが、どちらも派手に転倒。
ただし、回転は足りていたのと、3Aも2本揃えたということで
その他のミスを加味しても、1位発進はまぁ妥当なんですけど
冒頭の2転倒の印象が強かったらしく、お客さんの反応はイマイチ…。
もちろん本人も盛大に不満顔。
いや~、09Jr.GPFを皮きりに、なんだかんだでナンソン君の出てる
国際試合は2010スケアメ以外全て生観戦してる管理人ですが
(これ自分でもちょっとビックリ・汗)
こんな解りやすいふくれっ面初めて見ました。
よっぽど納得(自分に)出来なかったんでしょうね…。
ただ、内容的なことはともかく首位は首位なので、気持ちを新たに
本戦に臨んでほしいと思いました。
そして最後はキム・ミンソク(韓国)
好き好んでそうなってるワケでは無論ないに決まってますが
この選手、なぜか毎回予選orSP足切りデッドライン上にいるため
キスクラの点数待ちが必要以上にスリリングな感じになります…。
今回もいろいろ刺さって抜けて転んでと、微妙な内容だったのですが
後ろに1人残して、なんとか予選突破(11位)。良かった!
というワケで、男子予選は、なんとなく全体的に低調ながらも順当勝ちという
去年と同じような結果に終わりました。
終わったのは夜の10時半ですが、翌日は朝の7時半から男子公式練習がある(汗)
ので、早々にホテルに引き上げ、就寝しました。
しかし日を追うごとにどんどん睡眠時間が減って行くハードな日々でした…。
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1 ■レポ楽しんでます^^
こんばんは!今回も楽しいレポありがとうございます^^
ネグレスコホテル、名前からして重厚な
ホテルかと思いきや、凄い趣味丸出しな
ホテルですね^^;;
写真でも「ほおおお~!おおお??」って
思いましたが、実際目の当たりにした
シロさんはもの凄いインパクトでしたで
しょうね・・・
とりあえず、トイレの人形!怖い!!
あんなの夜に見たら失禁しそうです(失礼
まだ予選段階・・・これから本戦ですね!
更新楽しみにしてます^^