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【プロ野球】マー君絶叫4勝 10安打浴びたが粘った2012年6月23日 紙面から
◇楽天3−2ロッテ楽天が競り勝った。2回に松井の4号ソロで同点。3回に聖沢の適時打で勝ち越し、5回に高須の犠飛で1点を加えた。田中は10安打されたが要所で粘り、2失点完投で4勝目。ロッテは攻撃の効率が悪く、得点はソロ本塁打2本だけだった。 ◇ エースがほえた。粘った。そして、勝った。楽天・田中に本来の荒々しさが戻った。ロッテ打線に10安打を浴びたが、得点はソロ弾2本による2点のみ。最後の打者・岡田を153キロ直球で遊ゴロにねじ伏せると、グラブを何度もたたき、ガッツポーズをみせた。 「勝ちに結びつく投球ができればと思っていました。しっかり腕を振って投げることができました」。6日の阪神戦(Kスタ宮城)以来、今季3度目の完投勝利を、素直に喜んだ。開幕カードで3連敗したロッテ戦を前に、星野監督は「3つ取り返そうぜ」とゲキを飛ばしていた。それに応える1勝に「初戦を取れてよかった」と笑みをみせた。 13日のヤクルト戦(同)で自己ワーストタイの13安打を浴びた。その後の調整では「見えてきたものがあります」と話していた。21日の練習で、どっしり投げることの重要性に気づいた。重心をしっかりと落とすことで右打者の外角、左打者の内角へ直球を思い通りに操れるようになった。 自信さえ戻ればあとは田中の独壇場。1点リードの7回2死二、三塁で対戦した井口には真っ向勝負。最後は内角へ152キロ直球を投げ、空振り三振。3回に続いてマウンドでほえた田中は「本当にいい球を投げられた」と胸を張った。 郡山での試合は年に1度。田中は「いい投球で勝てれば…」と誓っていた。決意通りの1勝は今後へのきっかけをつかむ白星。「勝ちを届けられてよかった」とお立ち台で叫んだ。東北に勇気と力を与えるため、その右腕をフル回転させる。 (川越亮太) PR情報
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