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【プロ野球】

巨人またヤクルトに… 嫌な黒星発進

2012年6月23日 紙面から

4回ヤクルト、2死一塁、宮出隆自に左線適時二塁打を打たれぶ然とした表情をみせる巨人先発の内海哲也。左は生還した一走の宮本慎也=長野オリンピックスタジアム

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◇ヤクルト5−2巨人

 ヤクルトは4回にバレンティンのソロと宮出の二塁打で2点を先制、7回にバレンティンの17号3ランで加点した。先発の赤川は7イニングを2失点で5勝目を挙げた。巨人は2カ月ぶりの連敗を喫した。内海は5月5日以来の5敗目。

     ◇

 セ・パ交流戦を制してもツバメアレルギーは変わらないのか。巨人が交流戦最下位だったヤクルトに完敗。バレンティンに2発を浴び、攻撃陣も赤川を打ち崩せない。パ・リーグ相手に見せた圧倒的な強さは、まるで見られなかった。試合が4日間なかったとはいえ、4月18〜22日に5連敗を喫して以来、2カ月ぶりとなる連敗だ。

 「やはり5点は重かった。(打線も)粘ったけど、ここ1本というところがね」。原監督の表情がゆがむ。これで、ヤクルトには今季2勝6敗1分け。石川、村中、赤川の左腕トリオには5つ目の黒星を喫した。

 異様な雰囲気の中でリーグ戦再開を迎えた。試合開始5分前。巨人の原監督がメンバー表交換で一塁ベンチから本塁後方に歩を進めると、観客席がざわついた。一拍を置いて、「原、頑張れ!」の声が飛ぶ。

 長野のG党が落ち着きを失うのも無理はない。女性問題で1億円を支払っていた指揮官のスキャンダルが20日に発覚。思いも寄らなかった事実に接し、どう反応していいか分からない戸惑いが観客の反応に表れた。

 今季の開幕は「契約金超過」報道の余波が残る中でヤクルトに連敗スタート。ダッシュに失敗し4月22日には借金7まで膨らんだ。そして、今回は「女性問題で1億円」報道が出て、騒ぎになった中、再開リーグ戦の初戦でヤクルトに負けた。衝撃の報道が出て、そしていきなりヤクルトにやられる。ツバメアレルギー以上に気になる負け方だ。

 原監督は「まだ戦いは続くわけですから。これ(敗戦)もステップの材料にしないといけない」と1つの負けを引きずらないことをナインに求めた。逆開幕ダッシュの二の舞いだけは避けなければならない。 (井上学)

 

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