エイトレンジャー歌手デビュー　７・２５シングルリリース

　デビュー８周年を迎えた７人組アイドルグループ関ジャニ∞（エイト）が、７月２８日公開の初主演映画「エイトレンジャー」（堤幸彦監督）に合わせて、主題歌「ＥＲ」を、エイトレンジャー名義での初シングルとして７月２５日に発売することが、２０日分かった。

　０５年のコンサートから披露されていた戦隊もののパロディー企画「エイトレンジャー」が、映画化どころかスクリーンを飛び出して“歌手デビュー”することになった。

　映画の舞台は２０３５年の日本。７人はそれぞれのイメージカラーのコスチュームに身を包み、荒廃した地方都市でテロリスト集団と戦う自警団を演じる。公開に向けて音楽番組などにもエイトレンジャーとして出演し、映画をＰＲしつつ「ＥＲ」を歌うという。

　村上信五（３０）は、紫色のコスチュームの“ナス”こと村岡雄貴（むらおかゆうき）として「とうとう俺らに出番が回ってきたようだな！　ただ、ちょっと俺らも楽曲がカッコ良すぎて戸惑っている…。が、こんな姿のエイトレンジャーを見られるのもこの楽曲だけ！　ぜひ楽しみにしていてほしい！」とヒーロー口調で喜びを語った。

　堤監督は同曲のＰＶ監督も務める。横山裕（３１）は「堤色に染まってます！　あのエイトレンジャーがかっこ良く仕上がってます」、渋谷すばる（３０）も「映画の続編を撮っているような不思議な感覚でした。出来上がりを見て、堤さんにしかできないなと思いました」と斬新な映像に驚いていた。

　配給の東宝によると、前売り券はすでに１０万枚を売り上げた。夏場のコスチュームは暑くてつらそうだが、エイトレンジャーが全国各地で熱く大暴れしてくれるはずだ。

　エイトレンジャーの頭文字をタイトルにした「ＥＲ」。作詞作曲は、９月にデビューすることが決まっている注目の男性３人組「ＵＮＩＳＴ（ユニスト）」が手掛けた。チャラ男風のルックスと軽妙なトークとは裏腹に、３人とも卓越したアコースティックギターとボーカルのテクニックを持っており、抜群のハーモニーで人気急上昇中だ。同曲は映画の世界観通り、閉塞（へいそく）感を打ち破り自らを奮い立たせる、爽快なナンバーとなっている。