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15金融機関 一斉に格下げ6月22日 10時16分
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大手格付け会社ムーディーズは、欧米を中心に事業を展開する15の大手金融機関について、ヨーロッパの信用不安の影響などで経営環境が悪化しているとして、格付けを一斉に引き下げました。
ムーディーズは、21日、アメリカとカナダ、それにヨーロッパに拠点を置く15の大手金融機関の格付けを引き下げたと発表しました。
このうち、スイスに本社があるクレディ・スイスの格付けを一気に3段階引き下げたほか、アメリカのシティグループやゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーなど、10の金融機関の格付けを2段階、4つの金融機関を1段階、それぞれ引き下げました。
ムーディーズは、ことし2月、ヨーロッパの信用不安の影響で金融市場が不安定になっていることに加え、世界的に金融規制が強化され金融機関の収益環境が悪化しているとして、世界の主な金融機関の格付けを見直す方針だと発表していました。
大手格付け会社が、アメリカをはじめ世界的な金融機関の格付けを今回のように一斉に大きく引き下げるのは異例のことで、ヨーロッパの信用不安がアメリカの金融機関の経営にも影響を及ぼしているものとして、金融市場の反応が注目されています。
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