麗水万博開幕から１カ月余。開幕早々に予約方法を変更したり、動員数が予想を大幅に下回るなど、運営にはがゆさを感じることも多い。「外に目が向いていない。万博が好きだから、あえてきついことも言います」。会場は参観者の反応を見ながら改善され、変化していく。生き物のように成長するさまを目にすることが、「皆勤者」ならではの醍醐味（だいごみ）だ。【菅沼舞】

　【略歴】やまだ・とみよ　１９４９年、石川県生まれ。専業主婦。昨年３月、居住する愛知県瀬戸市の「万博交流大使」を委嘱された。６３歳。