宝塚市は22日、宝塚大劇場と周辺の町名を、現在の「栄町1丁目」から「歌劇町」(仮)に変更する方針を明らかにした。2014年の宝塚歌劇100周年に向けたもので、中川智子市長は「歌劇は市の公共財と言っても過言ではない。歌劇活性化の一助として進めていきたい」としている。
全国的な人気を誇る宝塚歌劇は宝塚市の知名度を高め、観光・商業を支えてきた。節目に合わせ、市は「歌劇のまち」にふさわしい住居表示に変え、盛り上げたい考え。
変更予定エリアは、大劇場や小劇場の「バウホール」、阪急宝塚駅と大劇場をつなぐ「花の道」が立地する街区。今後、地元住民、阪急電鉄などと協議し、対象エリアや正式町名を決定する。
市は「地域の理解、賛同を得た上で進めていきたい」とし、再来年の100周年までに変更手続きを完了させる方針。
(松本大輔)
(2012/06/22 19:24)
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