「阪神1‐2DeNA」(22日、甲子園)
「やった〜バンザイ!。何か強いチームの勝ち方になってない?」
DeNA・中畑監督のはしゃいだ声が通路に響き渡った。今季初めて乗り込んだ甲子園で鮮やかな逆転勝ち。リーグ戦再開を白星で飾った喜びは格別だった。
かつて高校球児として甲子園で伝説を作った筒香が打った。1点を追う六回2死一、二塁。フルカウントからメッセンジャーが投じたカーブに体を反応させ、打球を右翼フェンス手前まで運んだ。ボールが転々とする間に、二塁から同点の走者荒波が返り、さらに一塁からはラミレスも激走。クロスプレーを制して、勝ち越し点を奪った。
「1点負けてる場面だったので二塁走者をかえすことを考えました。甲子園は特に意識してませんけど、チームに貢献できたのはうれしい」。横浜高で甲子園に出場した08年の夏、8打点の荒稼ぎをした勝負強さを、ここぞの場面で発揮して見せた。
これには中畑監督も「あのカーブは失投だけど、一振りで仕留められるのが打者の喜び。真っ直ぐへの反応が課題だけど、チームの信頼を得られるようになる」。成長途上の若き主砲を厳しくも温かく持ち上げた。
監督が現役時代、プロ初打席、初安打を刻んだ舞台で、チームの再スタートの第一歩を刻んだ。「聖地で第一歩を踏み出せたな。明日が大事。3連勝はなかなかできないけど、チャンスをものにしたい」。3連戦初戦を取っただけでは満足しない。
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