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地方
四国電力、計画停電概要発表 2時間程度順番に 医療機関などは除外
2012.6.23 02:04
四国電力が今夏の電力供給不足を想定して準備を進めている計画停電の概要が22日、明らかになった。実施する場合は、四国4県を大きく7グループに分けて順番に行う。医療機関や消防署など緊急機関を含むエリアを除き、4県の中心市街地も対象地域に含まれた。四電は計画停電実施の可能性は「極めて低い」と強調するが、万一の事態への備えが必要となる。
四電によると、電気使用量約60万キロワットごとに管内を大きく7グループに分割。各グループ内でさらに4つのサブグループ、計28のサブグループに細分化し、午前8時半から午後9時までの間、重複時間も含めて6つの時間帯(各2時間半)で順番に電力供給を止める。7グループは地域バランスなどを考慮して4県に点在する形で分け、停電時間帯が各グループで公平になるように毎日変更するという。
送電停止は配電線単位で行い、医療機関や警察署、消防署、行政機関など緊急時に対応する機関は計画停電対象から原則除外した。
実施期間は7月2日から9月7日まで。土日祝日、お盆期間の8月13~15日は除く。
四電はこの日、高松市内で記者会見し「電力状況が厳しくなれば何段階かに分けて節電をお願いするうえ、四国の規模は小さいので電力不足になっても他社からの応援で解消される」として、計画停電実施の可能性が低いことを強調した。
また、計画停電の対象から除外するよう要望もあることについては「対象除外施設は国の方針で決まっている。丁寧に説明し、理解してもらいたい」とした。 四電は今後、計画停電の実施概要についてダイレクトメールなどで利用者に知らせるほか、四電のホームページで公開する。問い合わせは、四国電力臨時受付センター(フリーダイアル0120・459・311)。
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