(CNN) スウェーデンのリングハルス原子力発電所で20日、保護エリア内に入ろうとした車両から爆発物が見つかり、同発電所は警戒態勢を強化した。スウェーデン当局が21日に明らかにした。
当局によると、爆発物は車両が同原発の保護エリアに入る前に発見された。この爆発物に起爆装置は付いていなかった。
同原発を所有する大手電力会社バッテンフォールによると、爆発物は通常のセキュリティチェックの中で探知犬が発見したという。現在、警察が破壊行為の容疑で捜査している。原発は稼働を続けている。
当局によると、リングハルス原発はセキュリティレベルを下から2番目のレベル4に引き上げ、また同国内にある他の2つの原発も警戒態勢を強化したという。
現在スウェーデンは、3カ所の原発に10基の原子炉を保有している。