地方朝鮮学校補助金、打ち切りに否定的 県議会で上田知事答弁2012.6.22 19:41

  • [PR]

地方

朝鮮学校補助金、打ち切りに否定的 県議会で上田知事答弁

2012.6.22 19:41

 埼玉県の上田清司知事は22日の県議会一般質問で、埼玉朝鮮初中級学校(さいたま市大宮区)への補助金支給について、「(補助金を)断ち切れば、子供たちが反日教育だけを受けることになる」と述べ、県としては打ち切りには踏み込まず、当面は同校での教育状況を監視していく方針を示した。岡重夫氏(民主党・無所属の会)の質問への答弁。

 岡氏は「歴史教科書の内容があまりにひどい。県が朝鮮学校に補助金を出すことは、誤った教科書を認めることになる」として、今年度の補助金の不支出と、来年度予算に補助金を計上しないことを求めた。

 上田知事は、教科書の中身については「日本が日韓併合条約を捏(ねつ)造(ぞう)したとか、戦後、在日朝鮮人の帰国について必要な対策を講じなかったなどとあるが、いずれも事実と反する。拉致問題も記載していない」と同調。しかし、「全部断ち切ると、子供たちが反日教育だけを受ける可能性がある」と反論。さらに「在日の人が日本社会で共生できるように、きちっとした教育をしてもらいたい。それを見極めるために要請、指導をして判断をする」と述べた。

 この後、岡氏が再質問で「期限を切って、今年で改善されなければ以降は打ち切るのはどうか」と提案したところ、知事は「一考に値する」と応じた。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital