任天堂は22日、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」で液晶画面を約2倍に大きくした新型機を今夏に発売すると発表した。ゲームの迫力が高まる大画面タイプは特に欧米の消費者に好まれるとみており、足元でやや鈍っている売れ行きをテコ入れする。
日本と欧州は7月28日、米国は8月19日に発売する。日本の希望小売価格は現行機(1万5千円)を上回る1万8900円。米国は30ドル高い199.99ドル(約1万6千円)に設定する。
上下に並んだ画面のうち3D映像を表示する上の画面は、現行機の3.53インチに対し4.88インチに広げる。前作機の「ニンテンドーDS」でも、大画面を投入したのをきっかけに欧米で販売が伸びたとされる。岩田聡社長は「迫力ある3次元(3D)映像でゲームを楽しめる」としている。
人気ソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング(脳トレ)」の3DS版も7月28日に発売する。11年2月に発売した3DSは、12年3月末までに世界で1713万台を販売。13年3月期は前期比37%増の1850万台を目指している。
任天堂、岩田聡、3DS、ニンテンドーDS
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