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トルネコの大冒険


機種 SFC
型番 SHVC-TQ
開発元 チュンソフト
発売元 チュンソフト
発売日 1993年9月19日

状況再現

【前提知識】

以下は実測に基づく推測で,実際に解析をしたわけではない.間違っている可能性は大いにある.
乱数には2種類あり,ここではそれぞれ シード乱数 メイン乱数 と呼ぶことにする.各乱数は
  • シード乱数:メイン乱数を生成するための乱数シード
  • メイン乱数:各冒険で実際に使われる乱数(長さ256のテーブル+ポインタらしい)
という役割をしている.

【初期乱数の固定化法】

  • シード乱数はいずれかの冒険でダンジョンに潜るたびに変化.初期化する正規の手段は存在しない.
  • メイン乱数のテーブルはダンジョンに潜った瞬間にシードに応じて初期化される.ポインタは電源パターンでフレーム単位変化.
状況再現には極めて向かないタイプ.
1. シード乱数を初期化する方法
かなり強引だが,以下の方法でシード乱数を初期化できる( 電池交換技 と呼称).恐らくゲームを問わずかなり一般的に使える乱数初期化技法.
  1. カセットから電池を引っこ抜く
  2. 一定時間待機
  3. (必要なら)電池を再度突っ込む
どの程度待機が必要かはカセットの素子特性に依存するはず.参考リンク:電池を外したらどれ位の時間でデータが消える?
2. メイン乱数の初期値固定化法
  1. 放電待機
  2. 電源投入からAボタン押下
  3. ↑の効果でトルネコの焼印が出た後に自動的に冒険の書選択画面に移動
  4. 冒険の書選択画面への明転時から全力でA連打を続けてセーブ選択
  5. 街中をいつもの状況再現のように(先行入力で)操作
割と容易.手動のA連打でも十分いけるので,猶予は1フレより長いはず.見た感じ4通りも作れば事足りそうだが,まあ試行回数で打開すべきところだと思う.
ちなみに256通り再現を作れば固定化しなくていけるが,労力がアホ.

【乱数変化の固定化法】

  1. 街中の変化はいつもどおり先行入力
  2. ダンジョン内は操作ミスをしなければそれだけでいい
    • ゲーム/エストポリス伝記2と類似のシステム.TASを見るに,多少の操作では乱数変動しないようなので,多少のミスは許容される可能性が高い.
    • と思ったが違った.今の操作ミスが数階層先で影響する.どういうこっちゃね.まあミスしなければいいだけ.試行回数で打開.

メモ

  • レミーラを早い段階で入手するのが(調査の手間的に)重要.レミーラして歩いてみて,その階層を使うかどうかを決める感じで調査をすすめる.
  • 移動経路は基本的に重要でない.たとえば右→下の移動と,下→右の移動は大体同じ.
    • ただし,自分の行動で敵の行動が変化することで差異が出る場合はある.極端な例は右に敵がいる場合に右に行くと1手早く殴られる.
    • 動かない石像も「敵」扱いらしい.隣接しているかどうかで乱数変化の具合が違う.
  • 行動を変えると次の階層に影響が出るケースと,少し先の階層に影響が出るケースがある.違いは不明だが,意識すると便利なケースがある.
    • 例:次の階層=階段の真上・ただし敵に囲まれてる.次の次の階層=階段がめっちゃ遠い.こういう場合は今の階層で少しだけ変化をつけて,次が変わらず次の次が変わることを期待する.