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日米韓の合同軍事訓練始まる
6月21日 14時45分

日本、アメリカ、韓国の3か国による合同の軍事訓練が、原子力空母も参加して、21日から2日間の日程で朝鮮半島の南側の海域で始まり、北朝鮮が核実験など新たな挑発行為に出ないよう、けん制するねらいもあるものとみられます。

この軍事訓練は、アメリカと韓国の海軍や海上自衛隊が、災害救助や海上での保安活動の際の連携を強化するために行うもので、21日から2日間の日程で、朝鮮半島の南側の公海上で始まりました。
今回の訓練について、韓国国防省は人道支援活動の強化のため定期的に行っているものだとしていますが、アメリカ軍からは初めて神奈川県の横須賀基地を事実上の母港とする原子力空母「ジョージ・ワシントン」が投入されるほか、海上自衛隊からはイージス艦や護衛艦が参加するなど本格的な軍事演習の性格が強まっています。
背景には、事実上の弾道ミサイルを発射するなど挑発行為を続ける北朝鮮や、東アジアから南シナ海にかけて海軍力を増強する中国に対し、安全保障の分野で日米韓の連携を求める声が高まっていることがあります。
今回の訓練について北朝鮮は、戦争行為だと激しく反発しているほか、中国政府も外務省報道官が朝鮮半島と北東アジアの平和と安定に逆行するなどとして懸念を示しています。
日米韓の3か国としては合同訓練を通じて連携を強めることで、北朝鮮が核実験など新たな挑発行為に出ないようけん制するねらいもあるものとみられます。

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