韓国企業の収益性悪化 景気低迷が影響
【ソウル聯合ニュース】景気低迷の余波で、1〜3月期の韓国企業の成長性、収益性、安定性がいずれも悪化したことが分かった。
韓国銀行(中央銀行)が21日に発表した「上場企業経営分析」によると、調査対象となった企業1739社の1〜3月の売上高は前年同期比10.5%増加にとどまり、増加率は昨年10〜12月期(同12.6%増加)より縮小した。また、昨年の年間売上高増加率(14.1%)を下回った。
韓国銀行は「国外の経済環境の悪化に伴い、韓国企業の売上高増加の勢いが大きく鈍化した」と説明した。
企業の収益性を示す指標も悪化した。売上高営業利益率は前年同期の6.6%から5.2%に、売上高税引前純利益率は7.5%から6.6%に落ち込んだ。韓国銀行は収益性の悪化について、原油など国際原材料価格の上昇が原因だと分析した。
安定性を示す負債比率は昨年10〜12月期の99.5%から101.2%に悪化し、借入金依存度は25.5%から26.0%に上昇した。
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