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石巻・医師詐称 米田被告に懲役3年 仙台地裁判決

 東日本大震災の被災地の石巻市でボランティアの医師を装うなどしたとして、医師法違反(無資格医業)などの罪に問われた住所不定、無職米田吉誉(よしたか)被告(42)の判決公判で、仙台地裁は8日、懲役3年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。
 須田雄一裁判官は「ボランティア活動に肩書が必要と考えて医師を詐称し、住民らの診察の要望を断れば、医師ではないことが露見するなどと考えて犯行に及んだ」と指摘。「住民やボランティアの信頼を裏切り、被災地全体に与えた社会的影響も大きい。刑事責任は重い」と述べた。
 判決によると、米田被告は昨年4〜7月、医師資格がないのに石巻市内で男児と高齢の男性2人の計3人を診察、問診や投薬をするなどした。


2012年06月09日土曜日


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