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下関の女児殺害:裁判員選任、候補者の75%辞退 県内最長38日間、長期審理が影響 /山口

毎日新聞 6月13日(水)12時55分配信

 18日から始まる下関女児殺害事件の裁判員裁判に携わる裁判員の選任手続きが12日、山口地裁であり、裁判員候補315人の中から、裁判員と補充裁判員計10人が選任された。同裁判の審理は県内最長の38日間を予定。選任にあたり、候補の75%にあたる237人が辞退した。長期審理に対する裁判員候補者の不安が数字でも表れた形となった。
 起訴状によると、下関市の無職、湖山忠志被告(28)は10年11月、当時6歳だった幼稚園児の松原莉音ちゃんの首を絞めて殺したなどとされ、殺人など四つの罪に問われている。
 山口地裁は今年4月、315人の裁判員候補者を抽出。うち健康などを理由とした辞退者や転居先不明者を除く222人に呼出状を送付。このうち半数以上の132人が、仕事などを理由に辞退していた。
 この日は63人が裁判所を訪れ、事件や日程の概要説明を受けるなどした後、抽選で6人の裁判員と4人の補充裁判員が選任された。
 健康や仕事面で辞退を申し出たという宇部市のアルバイト男性(66)は「参加したい気持ちもあるが、仕事で1人欠けると大変」。抽選で漏れた山口市の女性会社員(29)は平日の月・水・金に開かれる公判に「職場は積極的だったが、5日分の仕事を2日で終わらせるのが大変と感じていた」と複雑な表情だった。【井川加菜美】
〔山口版〕

6月13日朝刊

最終更新:6月13日(水)12時55分

毎日新聞

 

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