征矢&大森が洋央紀と異色合体
2012年06月22日 12時00分
全日本プロレスの「GET WILD」こと世界タッグ王者の大森隆男(42)、征矢学(27)組が18日、次期挑戦者の選定をめぐって大紛糾。結論こそ出なかったが、新日本との創立40周年合同興行(7月1日、東京・両国国技館)で〝荒武者〟後藤洋央紀(32)との異色タッグ結成は合意に達した。
ワイルド軍は前日17日の後楽園大会で真田聖也、ジョー・ドーリング組とのリターンマッチを制し、わずか28日で王座に返り咲いた。
試合後に真田組の再戦要求を拒絶したが、この日の会見で大森は「思い返してみると、向こうも再戦を受けてくれた。またやって勝てばいい」と舌の根も乾かぬうちに前言撤回。突然の方針転換に征矢は「自分の言葉に責任を取らないのか? 受けませんよ! アンタ1人で防衛戦やってくれ」と譲らず、議論は最後まで平行線をたどった。
もはや足並みはバラバラだが、気を取り直して行った会見後の会議で唯一の合意点が見つかった。新たなワイルドな野郎との合体だ。
大森は「国籍にこだわらず、ワイルドの気概を持った人間と組みたい。特に後藤選手は風貌、ファイトスタイルにワイルドなにおいがする」と、新日プロのIWGPインターコンチネンタル王者との合体を熱望した。
防衛ロードの議題ではモメにモメた征矢もこちらには異論なく「荒武者を英語にしたらワイルド…いや、和風ワイルド。後藤殿の気概次第では、ゆくゆくヒョウ柄のはかまを用意致す」と何だか妙な口調でラブコールを送った。
ワイルド軍はピンクと白を基調としたヒョウ柄のショートタイツを着用し、絆の固さの象徴としてきた。武骨な後藤には似合わなさそうな色合いな気もするが…。
後藤獲得の魂胆も見え隠れする中、どんな化学反応が起きるのか注目だ。
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