編入英語は大学受験の英語とは似ていますが、問題の形式が違います。
具体的には、大学受験の場合は、「itとは何を指すか」、「記号問題」・・・などなどありますが、
編入試験の場合は、全訳というのが出されます。つまり、15~30行を全訳するのです。
それに、下線部訳がメインとなるケースが多いです。また、要約問題も出されます。
大学受験と編入試験の違いを大雑把に上の4行でまとめましたが、今回はそれプラスのことを書きたいと思います。
私が編入試験の過去問をかなり多くこなした中で言えるのは、専門英語がかなり多いということです。
つまり、経済系なら、経済のトピックを用いた問題が出されます。なので、専門単語がかなり大事になってきます。
例えば、provision of credit(信用供与)、hollowing out(空洞化)などといった単語です。
こういったことから、大学受験の問題に比べると、難しいと思います。
しかし、慣れれば大学受験の英語よりも読みやすいのではないでしょうか。
次に大学受験と編入試験との単語レベルの話をします
大学受験は基本的に英検2級レベルの単語がわかれば、合格できると思われます。
もちろん一部の学校では準一級レベルの単語が問われることがありますが、このケースは稀です。
一方で、編入試験の場合は、準一級~一級レベルの単語が出てきます。
私の友達や予備校に通っている人たちは、準一級レベルは大体覚えている感じです。
なので差がつくのは英検一級レベルと思います。
単語はたくさん覚えたほうが良いということです。
構文の話をします。
編入から出される問題は、フィリップス氏が書いた論文からの出題やケインズ氏が書いた論文からの出題がよくあります。大学受験では、どこの大学も問題がきれいで、文章もきちんと書かれている問題が出されます。
しかし編入学の問題は、全部がそうとも言えず、昔の表現が用いられていたり、andで並列されていなかったり・・・
いろいろと自分が持っている知識では理解できないことが起こります。このことを知ってもらった前提で解いてもらいたいです。
それ以外は、構文は大学受験と同じくらいのレベルです。
最後にレベルの話をします。
大学受験の場合は、東大・京大・東工大・・・などといった難関校では程度が高い問題が出されます。
しかし、編入学の場合は、京大だからといって難しいとは限りません。経済学の場合では、阪大の英語が一番難しいと思われています。実際にH21年ぐらいの問題はかなり難問でした。
京大の問題は、一般入試よりも簡単?と思われる問題が多いです(H23年はかなり簡単でした)。
なので京大の場合は英語では差が付きません。
英語の一般的なことはこれぐらいです。
参考書の話などは後日やりたいとおもいます。
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