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20代女性の3割近くが“やせすぎ”
6月22日 6時16分

標準よりも「やせている」人の割合が20代の女性では3割近くに上り、ほかの年代よりも多く、増加傾向にあることから、厚生労働省は、今後10年間で2割にまで減らす目標を新たに作り、バランスの取れた食生活の大切さを呼びかけることになりました。

厚生労働省がおととし行った調査で、身長と体重で計算する肥満指数=BMIが18.5未満の「やせている」人の割合は、20代の女性では29%でした。
これは調査対象の20代以上の男女の中で最も高く、20代の女性の数値では、調査を始めた昭和55年の13%から2倍以上になっています。
専門家によりますと、偏った食生活によってやせた状態が続くと、鉄分不足で貧血になったり、女性ホルモンのバランスが崩れて体調が悪くなったりするおそれがあるということです。
このため、厚生労働省は、やせた20代の女性の割合を来年度以降10年間で9ポイント引き下げ、20%にするという目標を新たに立てました。
目標実現に向けて、今後、やせすぎが健康に及ぼす影響についての知識を広めるとともに、バランスのとれた食生活の大切さを呼びかけていくことにしています。

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