2011年07月03日

キーママ。。。泣かないで。。。

キーママとの出会いは2年前の夏でした。 私の恩師と仰ぐ札幌のニャンコ先生より 沢山 猫を保護している人がいる… 心配なので 見てきてほしいとの連絡を受けました。そして ゆめ院へ私が訪ねて行ったのが きっかけで お付き合いをするようになりましたやはり ニャンコ先生が心配をしていた通り キーママは弱っており 心のケアが必要な状況でした。。。初対面の私が心配になったほどでした
会話をして 、そして 会うたびに  私に対して心を開いてくれたキーママは 『実は 私、人と会話する事が困難になってしまったの…』と 打ち明けてくれました。

実は みどり荘が建て壊しになり その後 キーママは 土地を借りてスーパーハウス2棟購入して保護場所を作ったそうです。そこで3匹の猫を殺されてしまったの…と 涙ながら話してくれました。。。最初は きっと 私と会話することも 恐かったのだと思います。。。しかし 徐々に心を開いてくれて これまでのいきさつを全て話してくれました。


ある日の朝、いつものように 保護場所へ来てみたら さくら組のメンバーの1匹が血を吐いて死んでおり、仲間が取り囲んで かばうように そばを離れようとはしなかったそうです そして こんなに血を吐くような つらい病気に気づいてやれなかった自分を責めたそうですしかし 次の日も 同じように2匹が血を吐き亡くなっていたそうで…
気が狂いそうになり 裸足で 動物病院まで走ったと 
先生から聞いた診断結果によると、原因は3匹とも 肋骨が肺に刺さったための死亡との診断だったそうです。
不審を募らせ 張り込みを決意 朝まで泊まり込みで見張っていた所、 早朝、すごい音を立てて ブルドーザーで スーパーハウスの周りをグルグル回る嫌がらせを猫たちにしていたことが分かったそうです… パニックになった猫たちが高い所に登って 落下してしまったり 隅っこに追いやられてたりの繰り返しによるショック状態での死亡だったことがわかりました。自分で自分を傷つけての重症そして危篤な状態になり 死亡したものと診断され死亡の原因が判明したそうです。 そして犯人は土地を貸した人だったのです
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(モモちゃんは 肋骨が今も尚 とびでており 助かった子です
momo



管理センターから救い出して保護した猫たちを死なせてしまった罪悪感から とうとう大きな病院へ通院することになったそうです。
それからキーママは 人間不信になり  あわてて 土地を購入し 現在のゆめ院を作りました。
私が訪ねて行ったときは すでに ゆめ院にお引越しをして 猫たちを保護していた頃でした。 しかし 今度は 
登記簿謄本を取った所、購入したはずの土地の名義が 紹介した女性の名義になっており 土地を騙し取られた詐欺あい 裁判中だった事がわかりました。 裁判中にも関わらず、土地には 色々なものが 置かれ始めました。

私は月一回の裁判に毎回 傍聴に行くようになり、判決が迫った時期に 猫たちを保護しているスーパーハウスを撤去するという怪文書が届き 私は キーママと夜通し張り込みをしました。そしたら やはり クレーン車が本当に来て 私たちは110番通報し パトカー2台も出動したほどの事件に  しかし 昨年の 10/20 全面勝訴の判決が出ました。。。そこで 抱き合って泣きました。。。キーママは よくぞ 数知れない嫌がらせに負けないでここまできたと私は思います

1日も早く嫌な過去はすべて忘れて 一緒に頑張ろうね。と 励まし続けて やっと 明るく なってくれました
今まで このような苦労をしてきたキーママだからこそ 皆さまの優しい励ましに感謝して いつも 涙しております。



実は最近 私たちに 驚くような中傷や電話の嫌がらせが 相次いでおり 心を痛めております。私は 2年間 キーママと行動を共にしてきましたが なぜ 中傷を浴びなければならないのかが 不思議でなりません。
彼女は ただ 命を救うことだけに奔走してきた人です。 身近にいる私が一番知っています。
ニャンコ先生も言ってました。私たちボランティアが何十年かかっても出来なかったことをたった一人で行政と戦い管理センターを変えた人… そして沢山の命を救った人…と… 私は 聞いておりました

ボランティア同士が殺し合う事があるから 気を付けて!とのメールを受け取ったことがありましたが このような事って本当にあることなんですよね?
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(今日のキーママ 洗濯物を とり込みながら 泣いていました



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2011年07月02日

里親さん お迎え頂きありがとうございます。

ミキママのに 写メを 送って頂きありがとうございます。 私たちは それぞれの猫さんたちには やはり思い出がある為 いつも 里親様方の送って下さる写真を見て 目を細めますそして 頭の下がる思いでいっぱいです。 家族として大切にお迎え頂き 感謝しております。皆さま それぞれ が お引き取り後 動物病院まで行って下さり 本当にありがとうございます つい安心しきっております。 しかし 先住猫さんとの折り合いもあり ご苦労なさっている方もいらっしゃいます


山形のスイカさんから頂いたお写真です。先住猫さんにも可愛がって頂いているようで安心しました案外 女の子の割には強かった子でしたが…どうですか?
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6/17にお渡しいたしました相模原の藤原さんからは 南相馬飯館村の子を兄妹でお迎え頂きました。兄妹でお迎えいただいた事 感謝申し上げます。この子達はまだ乳飲み子だった為私たちは本当に心配いたしました20110625_2
20110625



6/18にお渡しいたしました埼玉県入間市の千速さんは先住猫さんとゴールデンも居る中 お迎え頂きました。
馴れるのがとても速くてびっくりいたしました。わんちゃんがとてもおりこうさんですよね?ありがとうございます
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6/28にお渡しいたしました埼玉県北葛飾郡の佐藤様は まだ下痢が治まっていないのにも関わらず 地元で獣医師に診てもらいますとお迎え頂きました。ほんとうにお手数をおかけいたしました。兄妹2匹が離れることなく迎えて下さったことありがとうございます
ポッチ2匹 佐藤様
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千葉県船橋市の小山さん姉妹には ブログを立ち上げた当初 私たちからお姉さんが成猫さん3匹・妹さんが成猫さん1匹+子猫ちゃん2匹をお迎え頂きました。ありがとうございましたポッチ・ミルク2 小山さん
ポッチ・ミルク 小山さん
(最初にお迎え頂いた津波被害のさびちゃんのオッパイを吸っていて びっくり 3匹仲良くてよかったぁ





亘理の山元町の津波被害の猫ちゃん…水を飲み苦しんでいた子♂と閖上の
子♀(獣医師に託して入院していた子2匹)を長野県松本市の池田さんが別々の被災地の成猫2匹を私たちから お迎え頂きました。男の子の方は虫がいて かなり治療が長引いたとのご報告を受けました。別々の被災地の猫さんですがまるで兄妹のように仲が良いとのこと ありがとうございます。昨日の地震の震度5強の時は2匹とも思い出したのかとても怖がったらしいです
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私たちは本当に幸せものです。すばらしい里親さんに恵まれて  近況報告のお写真まで送ってくれて…
本当にありがとうございました。 末永く宜しくお願い申し上げます 


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2011年07月01日

オッくんから皆さまに 暑中お見舞い申し上げます!

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いつもボクたちを応援してくださっているみなさまに ゆめ院から 涼しさと幸せが 届きますように
 ボクは5回めの夏を迎えることができました      まだ赤ちゃんだったボクと兄妹は 怖い人に ビニール袋に入れられ管理センターという所に連れて行かれました 苦しくて息ができないくら~い部屋に入れられました
ボクは苦しくて苦しくて意識を失ってしまいました目が覚めると 呼吸がとっても楽になって動物病院の酸素室でした   ボクの兄妹は 酸素室の中で 天国に行ってしまいました みんなの分も頑張って生きるのよとボクのそばで 励ましてくれていたのが ママでした     それからみどり荘というアパートが  ボクのお家になりました。みどり荘には ボクの仲間がたくさんいましたが 新しいパパとママができて みどり荘を去って行った仲間もいっぱいいましたみどり荘には エアコンがなくて 夏になると ママは 涼しい 涼しいのプレゼントだよ~と大きな氷を持って来てくれましたまあるいたらいに大きな氷を立てて扇風機を回してくれました。 毎日毎日 氷を運んでくれたママは 氷で前が見えなかったのか… 躓いて転んで前歯がかけてしまったこともありました
ちょっと~ こんなになっちゃった~と言ったママの顔を見てみんなで笑ってしまいました  ボクたちのために一日二回も大きな氷を運んでくれたのに ママ笑ってごめんね

ママは 毎日毎日 管理センターに行き  ボクの仲間を救ってくれました  掃除が始まると  ちょっとハズれた音程 で  泣いてばかりいたあって 幸せはこないから~…  キャンディーズの歌をうたいながら掃除機をかけてるママの目からはいつも涙がこぼれていました

ゆめ院にお引っ越しをして しばらくして 体も声も大きなオバサン  ミキママが来てくれるようになって ママに少しずつ笑顔が戻ってきました  そして ブログからママたちに応援メッセージを送ってくださっているみなさま ボクたちのために    義援金 フードを送ってくださっているみなさま ありがとうございます  ボクたちは ゆめ院から みなさまの幸せを祈っています  これから とっても暑い日がやってきます  みなさまの心の中に 氷のプレゼントが届きますように…      ボクはママたちを応援してくださっているみなさまに心から感謝の気持ちを伝えたい…  ありがとうございます




本日、南相馬市原町区小高の20k圏内より ミルクティ色のオス4歳を保護いたしました。当初は一時預かりのお申し出でしたが…この子が幸せになるのならと…里親さんを探してほしいと依頼され、キーママは引き受けました。いつ また 戻れるか わからないとの事です。 とても穏やかで優しい男の子です。。。

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     (サンシロウくんです)



三毛ちゃんの名前が決まりましたニハラちゃんです
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(カメさんはニハラちゃんのケージのとなりで デレデレで~す)


ニハラちゃんは 大きなお目目がキラキラ輝いていて心の綺麗な優しい子です。日一日と回復に向かっております。フクちゃん・ニハラちゃんが早く 元気になってくれますように…私たちはニハラちゃんの鼻の腫瘍が悪性でないことを祈る毎日です。(来週には結果がでますか組織の検体待ちです。)


           サンシロウくん・ニハラちゃん ゆめ院に来てくれて ありがとう




コメント・メールを下さる方々に返信ができず 申し訳ありません。わたしたちは投稿して頂いたコメントを読むのがとても楽しみです。ホントにありがとうございます。
最近、私たちの所には多方面の方からの相談がよせられます。しかし相談があるだけ良かったと思えることもあります。 命を救うことができるから…
昨日は福島県郡山市のおばあちゃんから…外猫が子供を産んだので子猫の里親さんを探してほしい・お母さん猫を捕まえて保護→不妊手術をしてほしいとの内容でした。仙台まで新幹線で保護器を取りに行きますからと言ってるとキーママから聞きました。リレーで探し郡山で外猫保護活動をしている方が明日 問診に行き現場を見て
手術をするまでを引き受けて下さいました今は出産ラッシュです。このように困っている方や前向きな方を今後も応援していけたらと思いますでも 中には 子猫を保護してるんでょ?取りに来て!!なんて方もいらっしゃいますここまで頑張りましたがお願いできませんか?などのご相談はできるだけ協力したいと思っておりますが、すべてお願いしますという方もいらっしゃいますある程度の努力をして頂き それでも 大変な時は 助っ人したいと思います。これまで毎年 春先には 私も子猫を拾っては新聞に掲載したり里親探しの会場に出向いたりと努力をしてまいりました。野良ちゃんにご飯をあげて殖やしてしまった事は 自己責任だと思うのです。。。可哀想な命をつくらないためには 不妊手術しかありません。どんなに小さい命でも この世に生を受けたなら 全うさせたい…ただそれだけを願う私たちです…

里親様から 近況報告のメールを受け取っておりますので 明日 アップできたらと思っております。成猫さんも子猫ちゃんもお優しい里親さんの元で暮らしております。私たちはみなさんがとても良い方ですっかり安心しきっております。本当にありがとうございます。

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