高橋克也容疑者:カメラ1000台分析…タクシーも解明

毎日新聞 2012年06月22日 02時33分(最終更新 06月22日 02時50分)

※画像の人物は事件の関係者と一切関係ありません。写真は法科学鑑定研究所提供
※画像の人物は事件の関係者と一切関係ありません。写真は法科学鑑定研究所提供

 地下鉄サリン事件などで特別手配された高橋克也容疑者(54)が逮捕されて22日で1週間。追跡捜査に、最も効果を発揮したのは防犯カメラの画像だった。警視庁はコンビニや金融機関など約200カ所のカメラ約1000台の画像を回収・分析した。今や、捜査には欠かせないツールとなりつつある防犯カメラ画像の捜査の舞台裏を追った。

 「信号もないのに時間がかかりすぎだ」。高橋容疑者が潜伏していた川崎市の社員寮近くの道路に設置された2台の防犯カメラの画像を見比べていた捜査員がつぶやいた。2台の防犯カメラは約50メートル離れており、その間を車やタクシーが数秒単位で走り抜けていった。しかし、1台だけ30秒程度で通過するタクシーがあった。

 高橋容疑者が寮を出たのは6月4日午後3時半ごろ。「このタクシーに乗ったかもしれない」。捜査員はカメラに映ったタクシー会社に急行、運転手から事情を聴き、高橋容疑者が利用したタクシーを特定した。

 画像は警視庁の捜査支援分析センターの「モバイルチーム」が中心となり、捜査1課なども加わった計40人が24時間態勢で分析した。すべて目視で確認する地道な作業だ。

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